超人日記・作文

日々の随筆の合間に、短歌や俳句も登場します。

歳時記俳句・下萌え

2024-03-27 00:03:01 | 自作俳句
風景を滲ませて降る春の雨
春陰に内に籠もりて物思い
逃げ水や春のコートの通行者

底冷えにまたぶり返す春の風邪
摘み草や歌を歌いて乾く汗
赤福の餅欠かせない伊勢参り

春眠に叱責されて目を覚ます
天球の廻り廻りて復活祭
バレエでは白鳥帰る王の城

卒業生感傷的な沈丁花
下萌えに靴浮きながら通う道
うつ向けば白詰草の四つ葉かな
コメント (2)
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