岩波文庫のトマス・アクィナスの「形而上学叙説—有と本質とについて」来たので読む。
アリストテレスの「形而上学」をアウィケンナという神学者の注釈に沿って、
神学的に読み直した本である。
まことに難解な代物だが、いくつかのセンテンスは私にもぎりぎり分かる。
①個々の存在者は、本質を通して、存在を神から分け持つ。
②個物は質料と形相(素材とかたち)から成る合成実体である。
③神は単純実体であり、神の本質は、ずばり存在である。
④すなわち神とは、存在そのもの(有りて有る者)である。
⑤ほかのものは、自分以外に存在の拠り所を必要とするが、
神は自分以外に存在の拠り所を必要としない。
私が分かったのはここまででで、種と類と種差の説明はよく分からなかった。(論理学的な話題)。
文庫を買ったあとで気づいたが、この文章の現代語訳がインターネットで無料で読める。
ウィキソースの「存在者と本質について」というページで全文公開している。
日本語訳者の名前は載っていない。岩波文庫より相当分かりやすい訳である。
神だけはその本質が存在で他のすべては仮りそめに有る
アリストテレスの「形而上学」をアウィケンナという神学者の注釈に沿って、
神学的に読み直した本である。
まことに難解な代物だが、いくつかのセンテンスは私にもぎりぎり分かる。
①個々の存在者は、本質を通して、存在を神から分け持つ。
②個物は質料と形相(素材とかたち)から成る合成実体である。
③神は単純実体であり、神の本質は、ずばり存在である。
④すなわち神とは、存在そのもの(有りて有る者)である。
⑤ほかのものは、自分以外に存在の拠り所を必要とするが、
神は自分以外に存在の拠り所を必要としない。
私が分かったのはここまででで、種と類と種差の説明はよく分からなかった。(論理学的な話題)。
文庫を買ったあとで気づいたが、この文章の現代語訳がインターネットで無料で読める。
ウィキソースの「存在者と本質について」というページで全文公開している。
日本語訳者の名前は載っていない。岩波文庫より相当分かりやすい訳である。
神だけはその本質が存在で他のすべては仮りそめに有る