超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">民謡の旋律を使ったクラシックの世界を聞く</span>

2018-07-14 15:51:25 | 無題
金井喜久子の「沖縄ラプソディー」、ラジオでよかったのでCD取り寄せて聞いた。
沖縄復帰祝典序曲も入っている。
「沖縄ラプソディー」は9分程度の曲だが、かなよー節や浜千鳥節、根間の主節で圧倒的盛り上がり。
これだけでも聞く甲斐があるのだがてぃんさぐの花などの組曲がある。
全体として、祝典序曲は別として、琉球音階交響組曲として聞くことができる。
それと似た傾向の音楽で映画『珈琲時光』のテーマだった江文也作曲の「台湾舞曲」はネットでも見れるのだが、ベルリン五輪で三位入賞ということもあり、
CDで味わいたくなって、2700円+送料を出して苦労して探して注文してしまった。輸入CD一枚180円時代に結構なお値段である。
ただ、ネットで視聴する限り、「ラストエンペラー」的な仕上がりで、「台湾舞曲」は何とも超モダンである。
政治的にいえば幾重にも屈曲があり、西欧と東洋の格差、日本の対外政策、五輪の政治性などの絡み合った産物でナイーブに褒められる作品ではないのだが、台湾の民謡の旋律を使ったクラシック音楽の出色の出来で十分にその才能は窺い知れる。
幾重にも屈折のある境遇で生まれた曲が今胸を打つ


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