超人日記・俳句

自作俳句を中心に、自作短歌や読書やクラシックの感想も書いています。

<span itemprop="headline">ノイマンのマーラー、スプラフォンの名演、貯水池公園</span>

2014-02-22 10:50:55 | 無題

今日はリラ・ロゼを飲みながらノイマンのチェコフィルのスプラフォン単売CD+箱の珍しいマーラー全集を聞いている。
版画風の出窓の絵が一枚ごとに書いてあり、箱は黒いなかに石の家形の石碑が載った箱のCD。
チェコフィルは渋い音色のボヘミア感ある名演。
ノイマンやマーツァルのチェコフィルのマーラーは甲乙つけがたい良い出来。
味わい深いマーラーの名演に痺れる。
復活が一枚に収まっていて超感動の演奏。
3番、4番、5番、7番、もいい。
9番も鄙びた音色で彼岸へ連れ出してくれる名演。
SACDの方が格段に音は良いが、旧盤の方がアートワーク・音色ともに納得できる定番である。
クーベリックとともにボヘミア感のあるノイマンは最強。
ヴァーツラフ・ノイマンはドヴォルザークもいい。
スプラフォンの録音は名演が多い。
日本ではスプラフォンはコロンビアで出ているようだ。
ドヴォルザーク・コレクション管弦楽編、室内楽編ともに幻の名演。
休日は一日ヴァーツラフ・ノイマンとチェコフィルの渋いマーラーに浸る。
マーラーはボヘミア出身のユダヤ系オーストリア人。
私は三重の意味で異邦人だというようなことを言っている。
第八交響曲では宇宙が鳴っているのですというようなことを言っている。
私の時代が来る、というような言葉も残っている。
父と散歩した札幌の西岡の貯水池公園はマーラーの作曲した別荘を思わせる。
いろいろな記憶が思い起こされて感慨深いマーラーである。
柴田南雄の「マーラー」は斬新な作曲法で書かれたマーラーの交響曲の
革新性を作曲家の立場で書いていて興味深い。
ブルーノ・ワルター編曲のピアノ・デュオ版巨人もツボに入る。

貯水池の記憶も浮かぶマーラーのアダージェットを木漏れ日で聞く



コメント
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