家と人、自分や仕事について

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佐々木翔物語(2)

2012年04月04日 | その他

田児選手はこの後一気にトップ選手に駆け上がる選手なので、今思うと敗れることもたまにはありそうなものなのだけれど、この試合後翔君はナショナル(日本代表)から外されてしまう。

ナショナルに入っていないと海外の主要な大会に出られないので、当然ポイントが稼げないから世界ランクは上がらない。

一度負けただけなのに恐ろしい世界だと思った。

万事休すだとも思った。

でも、気が付くと翔君は自費で海外の大会を転戦していた。

しかもそこで勝ちまくっていた。

その時点で僕の中で彼は遠い親戚からヒーローになった。

その後彼はナショナルに復帰したが、やはり外されていた期間のポイントを埋めることはできず、オリンピックの夢は散った。

その時彼は25歳で、体力的にもピークだったと思われる。

だからこそ、次のオリンピックは無理だと勝手に僕は諦めていた。

しかも、ほとんど勝てなかった宿敵の佐藤選手がダブルスに転向したことでチャンスだと思われたのも束の間、田児選手が成長し、今度は彼にだけまったく勝てなくなってしまった。

その後も、翔君は上位選手にはとことん弱かったイメージがある。

正直「なぜだ・・・」と思ってしまう。

翔君はバドミントンの世界では誰もが知っているトッププレーヤーなのだが、常にナンバー2だった。

しかも彼はとても地味な風貌をしている。

いや、地味というより修行僧のように近寄りがたいオーラを発している。(坊主頭で無口なイメージだけど、実際は優しくて、笑顔が素敵なとても良い人なのですが・・)それに比べ、佐藤選手は名前同様甘いマスクをしているし、田児選手は母親がトッププレーヤーだったこともあり注目を集めていた。

注目度の差は歴然だったけれど、そんなところも僕にとってはカッコ良いと感じるポイントだった・・・。

続きはまた明日にします。


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