26.5.29
産経新聞(九州山口版)のコラム『雇用のプロ安藤政明の一筆両断」。
今回は、創業特区に認定された福岡市への提言について執筆した。
コラムでは短すぎる。
かといって、文章だけで伝えようとすると、膨大な量になる。
いかに短い文章で、誤解なく思いを伝えられるか、本当に難しい。
簡単に言うと、既得権者が甘い汁を吸い続けられるしくみが、他の大勢の犠牲によって成り立っている現実がある。
何故このような現実が崩壊せずに続くのかというと、『規制』があるからだ。
特に、【医療、農業、教育、雇用】の分野の規制は、『岩盤規制』と言われる。
是正しようとしても、既得権者の猛烈な抵抗でつぶされる。
そして、岩盤規制の既得権者による恐ろしい反対運動に、「短いインパクトのある言葉」「耳当たりの良い言葉」が織り交ぜられる。
医療、農業、教育、雇用のいずれの単語も、「~を守れ」というような言葉を聞いたことがないだろうか。
具体的にどうやって守るか、それは、従来通りが良いという結論に持っていく。
何から守るか、それは「規制緩和又は撤廃」から守るのである。
小職も、すべての規制を撤廃すべきだと考えているわけではない。
規制によって弊害があるのであれば、その部分は緩和すればよいと考えるにすぎない。
創業特区の福岡市が、雇用分野の小さな一部で構わないので、全国に先駆けて未来のための布石となることを希う。
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