雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

雨宮日記 4月7日(月)の2 ウクライナでロシアの新たな行動です

2014年04月07日 20時10分17秒 | 雨宮日誌

雨宮日記 4月7日(月)の2 ウクライナでロシアの新たな行動です

 いまアクセスしたら、サイトニュースで、ウクライナ東部の2都市で住民が庁舎を占拠、ドネツクでは「共和国」宣言した、とありました。

 ニュースは、これがロシアの作戦かどうか、まったく語っていないのが、大きな欺瞞です。ウソ800、マスコミは針1000本飲みなさい。これが住民の自主的な動きであるというなら、まずその街、その自治体、その地域の全住民によびかけて、どうするか討議するべきです。

 実力で庁舎を占拠して「共和国」宣言をするのは、「お前たち少数派の意見は認めない。おれたち多数派で勝手に決める」といっていることです。

 これは、ロシアの、プーチンの計画した作戦そのものと推理します。つまり「弱者を助けると宣言して、一部の弱者しか助けない」という、典型的な「強者の論理」です。

 ナチスがチェコスロバキアを強奪したあの時代に逆戻りしているように思います。

 「こんなことは絶対に認められない」というような言い方もしませんし、それを「認める・認めない」権利も、ウクライナともロシアとも直接的関係にない、ぼく個人にはないのですが、いまスターリン社会について、少し図書館で借りて読み始めたぼくの到達点でいうと、文字通り「スターリン社会」あるいは、それ以前の「ロシア帝国」の過去へ逆行してしまった、ように思います。

 つまり19世紀的、20世紀的時代へ、です。このことから、どう事態が拡がっていくのか、まだ、あまりにも恐くて、考えが及びません。及んだら、書きたいと思います。

 まあ、これもアメリカのイラク戦争や、アフガン戦争や、EUのユーゴ空爆やリビア空爆など、19世紀的事態があっての因果性だと思いますが。

 アメリカやEUは、自分のしてきたことを忘却して、ロシアだけを非難することはできないのではないかと思います。

 逆にいうと、ロシアは「お前だって、してきたことじゃないか。あのとき、オレは非難しなかったぞ。今になって、なんで、オレの時だけを非難するんだ」と言えます。

 唯一違うのは、ロシアとクリミア・ウクライナは領土を接していて、「併合」または「合併」できるということですか。

  ☆

 なにか「似たような光景」を見たような気がして、イメージしてみたら、なんと宮崎駿さんのコミック『風の谷のナウシカ』になりました。読んだ人しかわからない話ですが。

 地球を、たぶん化学汚染した「終末戦争」後の社会。人間が住めない「腐海」が人類を追い詰める時代。

  トルメキア帝国対、土塁(どるく)帝国の果てしない戦乱。その中間に立たされ、翻弄される、王女ナウシカの「風の谷」などの「辺境諸国」。

 つまり終末的世界です。この世界は、どこへ行くのだろう。巨神兵が、人類は「生き延びれるか」という裁きにかけるのです。なにしろ「巨神兵」は「神」ですから。

 この、リアルな地球世界に「ちいさきもの」は、いるのでしょうか。

 あ、いますね。

 わが家の「ちいさきもの」、白いバイクに乗って飛び回る則子さん。

 こういう「ちいさきもの」が世界に何人いれば、世界は滅びずに、「起承転結」せずに、「起承転開」(地質学者・井尻正二さんの概念による)して、未来へ生き延びていけるのでしょうか?

 10人?100人?1000人?10000人?100000人?1000000人?

 地球人口は約60億人なので、「最小限」、100万人は欲しいかな?日本の人口(1億3千万人だったかな?)に換算すると、2万1700人です。

 日本人で2万人の自覚的に自分で考えて行動する個人・人々、全世界で100万人の自覚的に自分で考えて行動する個人・人々、というのは、幻想でしょうか? 

 そうは思いません。そのことを、2011年3月11日以来の、ひとびとの行動、ぼくたちの行動が立証しているように思います。

 それを自覚して、追求する人々が多くなって、そういう個人(マルクスのいう、自覚した個人の連合=「アソシエーション」)が拡がっていくなら。

  ☆

 今日は、地球の未来を思いながら、酔い潰れることにします。

 「未来は輝いている」などとい決定論は絶対間違っている、「未来は、まだ決まっていない。人間の努力で、可能性は現実性に、現実に転化していくのだ」という到達点に至った雨宮智彦でした。

 雨宮智彦は、「ちいさきもの」、「行動する人」、雨宮則子さんの参謀(たとえば黒田勘兵衛)であり、秘書であり、則子さんの「人生の旅」の同行者です。

 いままでも、これからも。

 


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