小松左京原作・一色登希彦『日本沈没 1』<ビッグコミックス>、小学館、2006年8月1日初版第1刷、210p、524円+税
SF作家小松左京さんが30年前の70年代初めに書いた小説「日本沈没」をベースに、マンガ家・一色登希彦さんが書き下ろした、新たなマンガです。
「新たな」というのは、小松左京さんの原作小説を基礎にして、感覚的に違う世界をつくりあげているからです。
ぼくは、この世界の方が好きです。
第1巻の舞台は、東京・新宿・11月。
原作でも主要人物だった、深海調査会社の社員で、若い青年・小野寺俊夫とその同僚の「結城」の仕事帰りの新宿での会話から始まる。
この日、この時に、新宿の居酒屋「クロス・ブリード・パーク(雑種天国)」に、深海調査会社の潜水艇操縦士の小野寺俊夫と結城(ゆうき)、「東京消防庁、ハイパーレスキュー(消防救助機動隊員)」の阿部玲子と酔いつぶれた堀田(ほった)、科学者の田所、が集まった。
それがすべての始まりだった。
全編のキーワードは、その居酒屋で小野寺に阿部玲子が言った「だいじょうぶだよ、ここは」という一言.
ああ、こういう一言を言えたらいいですね。
映画版は見たことないので、昔読んだ原作小説と比較すると大きな違いは、1995年の阪神淡路大震災依然と以後と言うことです。あのときの、自主的なボランテイア活動・支援活動の始まりが、このマンガではストーりーの主要な太い線となっています。
SF作家小松左京さんが30年前の70年代初めに書いた小説「日本沈没」をベースに、マンガ家・一色登希彦さんが書き下ろした、新たなマンガです。
「新たな」というのは、小松左京さんの原作小説を基礎にして、感覚的に違う世界をつくりあげているからです。
ぼくは、この世界の方が好きです。
第1巻の舞台は、東京・新宿・11月。
原作でも主要人物だった、深海調査会社の社員で、若い青年・小野寺俊夫とその同僚の「結城」の仕事帰りの新宿での会話から始まる。
この日、この時に、新宿の居酒屋「クロス・ブリード・パーク(雑種天国)」に、深海調査会社の潜水艇操縦士の小野寺俊夫と結城(ゆうき)、「東京消防庁、ハイパーレスキュー(消防救助機動隊員)」の阿部玲子と酔いつぶれた堀田(ほった)、科学者の田所、が集まった。
それがすべての始まりだった。
全編のキーワードは、その居酒屋で小野寺に阿部玲子が言った「だいじょうぶだよ、ここは」という一言.
ああ、こういう一言を言えたらいいですね。
映画版は見たことないので、昔読んだ原作小説と比較すると大きな違いは、1995年の阪神淡路大震災依然と以後と言うことです。あのときの、自主的なボランテイア活動・支援活動の始まりが、このマンガではストーりーの主要な太い線となっています。