雨宮日記 9月19日(水) 尖閣諸島問題は「北京問題」「東京問題」です
「尖閣諸島問題」は「領土問題」というけど、どっちの領土かと争われている「尖閣諸島」に問題があるのではないと思います。
つまり、問題は中国の首都、北京と、日本の首都、東京にあります。とくに、中国共産党大会を10月に控えて最高指導者(総書記)が交替する北京にあると思います。
中国共産党は任期4年、2回、つまり8年で最高指導者が交代します。1年で交替してしまう日本より安定的でいいですが、その8年ごとの交替が来月にあります。
つまり胡耀邦さんから習近平さんに交替するので、今回のいろんな事態は、当然、習近平さんの許可と指導の下でおきていると思います。
「東京」の方は、震源地の東京都知事石原さんと、首相官邸の対応が割れていて、統一的でないのが問題ですが、1960年代に毛沢東さんのいうことを聞かなかった北京市長の時代と違って国と言うことの違う北京市長などありえない習近平さんには「東京問題」は分けがわからないかも。
習近平さんは、尖閣諸島の日本「国有化」は「茶番劇」だと言ったそうですが。尖閣国有化が茶番劇なら、中国の「国有企業」も「茶番劇」になりますね。
習近平さんも、石原慎太郎さんに似て、品位にかける指導者なのでしょうか。
習近平さんや、中国の支配体制のことは、これから調べて考えたいと思います。