雨宮日記 11月20日(火) 「維新」代表・石原さんが「核兵器保有の研究を」!
日本の政治は末期症状なのでしょうか。
「維新」に吸収されながら、同時に「代表」になった石原慎太郎さんが「核兵器保有の研究を」と言ったそうです。
まるで明治維新で形成された「大日本帝国」の再来です。
「目には目を、歯には歯を」、「核兵器には核兵器を」ということですか。中国・北朝鮮・ロシア・日本で「悲惨には悲惨を」押しつけあおうというのですね。
西欧は第1次世界大戦、第2次世界大戦と、2回の世界戦争で「もうこりごり」となったのですが、第1次世界大戦で小規模戦闘を体験しただけの東アジアは、一度では「こりごり」にならないのですね。
今のところ「第2次東アジア戦争」が近づいているのかも知れません。
代表代行の橋下さんは、「考えることは大いに結構だ。核を日本が持つかどうかを前提とするのではなく、安全保障で核の役割を考えるのは政治家としてやらなければいけない」と言ってます。
つまり、実行はだめでも、企画することはいいということですか?
そうかあ、石原さんの「太陽の塔」、じゃない「太陽の党」は、原子爆弾による人工「太陽」の党だっったんですね。石原さんが若い頃に書いた小説「太陽の季節」とは無関係でした。納得。
民主党も、野田さんは「消費税反対やTPP反対の議員は公認しない」と言っているそうです。2009年8月の総選挙で勝利して民主党初の首相になった鳩山由紀夫さんは「出馬しない」ということです。前回の民主党「マニフェスト」はどこへ消えたのでしょうか。
ぼくや則子さん、自分たちに何ができるか、効果はあるのか、論議しながら、自問自答しながら生きていく毎日です。
自信はありません。未来は暗澹としてしか見えません。
もしいま「明るい未来が見える」と確言する人がいたら、それは「偽予言者」です。
それでも、生きていくしかありません。