ことばと詩 38 マルクス・エンゲルス『ドイツ・イデオロギー』より 20200902
原著は1845年から1846年にかけての執筆。1956年に古在由重さん訳、岩波文庫で1970年刊行をボクが1971年5月までに買ったもの。
活字は古いが、その内容は古くはない。
「この共産主義的な意識の大量的な産出のためにも、また事業そのものの貫徹のためにも、人間の大量的な変化が必要であり、そしてこれはただ実践的な運動すなわち革命においてのみおこりうるのである。
だから革命が必要であるのは、たんに支配階級が他のどんな方法によってもうちたおされないからだけではない。さらにうちたおす階級が、ただ革命においてのみ、いっさいのふるい汚物をはらいのけて社会のあたらしい樹立の力をあたえられるようになりうるからでもある。」
(「フォイエルバッハ」「B」の終わり、p106~107)