古代ブログ 14 日本の古代遺跡 2 富雄丸山古墳(奈良県奈良市)
富雄丸山古墳は奈良盆地北部、奈良市丸山にある円墳。今月の新聞発表で、直径110mの大型円墳であることがわかったと報道されました。
発表によれば古墳は4世紀後半、3段造成で高さは14.3m、北東部に四角の張り出しがあります。
これまでは直径86mとされていましたが、古墳の1段目がレーザー測量で確認され、大きくなりました。
日本で最大級の円墳は埼玉県の丸墓山古墳(直径105m)ですから、日本で最大級ということです。
どれが「最大」か、どれが「最古」かなんていう、ギネス的興味はないので、どうでもいいです。
当時、日本中の古墳記録があったわけではないから、問題は富雄丸山古墳や丸墓山古墳を造った人々がお互いの古墳のことを知っていたか、ということです。
もう1つは、前方後円墳とその他の古墳、円墳や前方後方墳などとの関係ですね。
富雄丸山古墳には6世紀に造られた小さな2号墳、3壕墳が付属しています。これも、どういう関係になるか、おもしろいです。茶臼山古墳というのもあります。