雨宮智彦のブログ 2 宇宙・人間・古代・日記 

浜松市の1市民として、宇宙・古代・哲学から人間までを調べ考えるブログです。2020年10月より第Ⅱ期を始めました。

新・本と映像の森 68 新田たつお『隊務スリップ 1』小学館、2014年

2017年05月25日 22時05分58秒 | 本と映像の森
新・本と映像の森 68 新田たつお『隊務スリップ 1』小学館、2014年

(マンガ6・平和3・SF11)

『隊務スリップ 1 饅頭から機関銃』<ビッグコミックス>、小学館、2014年7月初版、218ページ、定価本体552円

 日本の近未来。東京は核テロで壊滅し、静岡県熱海市に首都が移されていた。日本国軍は徴兵制の復活を狙っていた

 熱海の売れない饅頭屋「宗兵衛」の社長と日本国軍・龍騎玄一郎大佐は、饅頭屋の従業員男女を軍に「出向」させ3ヶ月の訓練で1人前の兵隊にする、という「徴兵制」の実験を始める。

 龍騎大佐と宗兵衛は、徴兵された新兵を薬剤の入ったミリメシ「饅頭」で強兵にしようと画策する。

 従業員の種々雑多さもおもしろいが、主人公は若い青年「人類才弱」の青野楯。なぜか動物に好かれる青野の秘められた生い立ちの秘密と、日本人の運命をめぐって物語は展開していく。

 出向させられた島が「初島」ですので「静岡県マンガ」静岡県平和委員会としては読まない訳にはいきません。

 初島で従業員の新兵たちの前に出現した「熱海でとれる金目鯛」みたいな教官が「魚津」で「ウオーズ」。

 絵柄は、ボクの個人的に好きな絵柄です。青野楯を守ろうとする幼なじみの椿杏子さんも、熱海銀座のクラブのママ・実は反戦活動家の梅子さんも。

 第2巻に続く 

 < 旧「ピース浜松」2015年08月06日 03時25分15秒「戦争と平和の本 2」より >