大阪府立近つ飛鳥博物館で開催されている特別展「古代出雲とヤマト王権」を見て来ました。橋下徹大阪府知事が誕生した時、和泉市にある大阪府立弥生文化博物館、大阪狭山市の大阪府立狭山池博物館と同じものが幾つもあるのは無駄だと、統廃合される噂がありました。万博公園にあった大阪府立国際児童文学館は「マーケティングの観点から、場所は中央図書館のほうがいい。圧倒的に子供たちに見られる所へ移し、本を生かせるようにしたい」と東大阪市にある大阪府立中央図書館に移管されました。同じく大阪府立上方演芸資料館は既の所で通天閣の片隅に追いやられるまで追い詰められました。橋下徹はその後大阪市長になったので大阪府立の文化施設は何とか生き延びています。大阪市長になった橋下徹は大阪フィルハーモニー、文楽協会への補助金カット。凡そ教育や文化などと言うものは「金食い虫」で「無駄」なものです。逆に言えばその無駄な余裕と言うか懐の深さ、社会の大らかさが文化レベルの高さを表しています。経済原則や効率などと言う概念で判断する範疇には入らない領域のものです。戦前の反省から教育に政治の介入を防ぐシステムとして教育委員会が設けられ、教育長が事務局を指揮監督して執行する制度があります。(レイマン・コントロール)所が、大阪維新の会(橋下徹、松井一郎知事)は自らが連れてきた陰山英男教育委員長、中原徹教育長の不祥事による辞任劇に伴い、向井正博が教育委員長と教育長を一本化する「新教育長」に就ける人事を断行しました。軍隊のシビリアン・コントロールの崩壊と同じです。あんなチンピラに顎で使われたい人達が何故こんなにも多いのか、早くオカルトの呪縛から覚醒して欲しいものです。
当ブログは、神原神社古墳、荒神谷遺跡に何度も足を運んだことがあります。その頃、淀江町の大淀廃寺遺跡や加茂岩倉遺跡の発見、更に妻木晩田(むきばんだ)遺跡の発見とワクワクしたものです。当ブログの一番の関心事は「何故出雲に近畿で製作された銅鐸などの祭祀器が大量に存在するのか?」「出雲の国譲り」が実年代の何時ごろか?日本書紀』に登場する四道将軍、即ち四道将軍は北陸、東海、西道、丹波に派遣されたヤマト王権の地方攻略の中に「出雲」が含まれていないことです。このあたりの問題が文献史学と考古学の成果とにまだまだ埋められない空白があります。それだけに興味が尽きないのです・・。
常設展示:鳥型埴輪
常設展示:大仙陵ジオラマ
当ブログは、神原神社古墳、荒神谷遺跡に何度も足を運んだことがあります。その頃、淀江町の大淀廃寺遺跡や加茂岩倉遺跡の発見、更に妻木晩田(むきばんだ)遺跡の発見とワクワクしたものです。当ブログの一番の関心事は「何故出雲に近畿で製作された銅鐸などの祭祀器が大量に存在するのか?」「出雲の国譲り」が実年代の何時ごろか?日本書紀』に登場する四道将軍、即ち四道将軍は北陸、東海、西道、丹波に派遣されたヤマト王権の地方攻略の中に「出雲」が含まれていないことです。このあたりの問題が文献史学と考古学の成果とにまだまだ埋められない空白があります。それだけに興味が尽きないのです・・。
博物館の一角に設けられたがラリー
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