馬糞風リターンズ

世ノ中ハ何ノヘチマトオモヘドモタダブラリト下ツテモオラレズ

東・奥三河へ行ってきました。

2016年02月23日 | ドライブ・旅行
20日(土)、21日(日)東・奥三河に行ってきました。今回は21日に新城文化会館で開催される「長篠・設楽原の戦いを考える」というシンポジュウムを聞きにいくためです。
会場は定員450名ですが立ち見の人が出るほどの盛会でした。東京大学史料編纂所特定共同研究とあって文献史学と云う可なり地味なある意味マニアックな内容ですが皆さん熱心にメモなどを取る会場風景でした。
2月13日に新東名高速道豊田東IC~浜松いなさJCT55kmが開通しました。そして新たに新城ICと長篠設楽原SAも誕生しました。長篠設楽原SAには織田信長本陣跡も取り込まれていて売店には甲冑、刀剣、火縄銃の模造品がお土産として売れれています。ただ、模擬刀とは言え中には10万円近いものも販売されています。
  
20日は生憎の天候で岡崎に付いた頃には小雨はと思えば強く降ったり、また風が結構強く思ったように観光はできませんでした。岡崎市には大岡越前の陣屋があったそうです。
 今回驚いたのはホテルが想像以上に取りにくいと言うことです。当ブログは前もって旅行のルートや宿泊先を決める事は滅多にありません。大抵は飛び込みで行っても1~2軒は断られることがあっても先ず泊まれないことはないのですが、岡崎では7軒全て満室とのことで急遽豊橋市に移動しました。ここでも3軒満室で・・・。久し振りに車の中で一夜を明かすか・・・、などと覚悟を決めながら駅前のビジネスホテルに入ると、案の定「本日は満室でございます」との応対。仕方なく出ようとしたら別のフロンとマンが、受話器を押さえながら「お客様!キャンセルがありそうです」と声をかけてくれました。「お客様、喫煙ルームですがよろしかったらご用意できます」・・・「助かった!」「喫煙でも好いか・・」最近は何処も宿泊施設が満員だそうですが、コレも外国人観光客のお陰なのか・・、TVニュースの世界の話と思っていました。
岡崎城でも設楽原歴史資料館、長篠城址史跡保存館でもやたら目に付いたのが「長篠合戦とアラモ砦の戦い」がよく似ていると言う展示です。どの場所にも「長篠合戦とアラモ砦」のモニュメントが設置されていました。写真は長篠城址史跡保存館の展示品です。
 
  
  

長篠設楽原合戦では「火縄銃」が本格的に実践で使用されたことで有名です。武田騎馬軍団と織田信長軍の火器・火縄銃との戦いと評価されるのが一般的です。
 長篠合戦屏風などの絵画資料が残されています。シンポジュームでも話題になったのですが「信長軍の火縄銃三段撃ち」と云うことに関して、どの絵画資料にも三列に並んで射撃しているものはないのだそうです。もしこの時代に「三段射撃」が行われていたとすると大袈裟に言うと「世界の軍事編成」の大改革になるかもしれません。現在学会では「段」の解釈で議論が分かれています。「段」には「列」の意味がなく「団」と考えるべきだとの意見があります。そうすれば絵画資料ともよくあい説明がつきます。
  
長篠城攻防戦の最大のヒーロー「鳥居強右衛門」シンポジュームではこの図の修復についての報告もありました。








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