馬糞風リターンズ

世ノ中ハ何ノヘチマトオモヘドモタダブラリト下ツテモオラレズ

刀に関わる諺・・・・一分の隙も無い。

2018年01月05日 | 雑学
 「一分の隙も無い」
辞書によると「一分の隙も無い」とは「弱点となるような部分が存在しないこと」とあります。どうも刀と関係があるようにも思えません。
それでは「一分」について考えてみます。
「一分」とは
① その人の面目。 「男の一分が立たない」
② 分相応。それなりの。
③ 一様。同様。
④ ひとり。自身。
⑤ 長さの単位。一寸の10分の1。
⑥ 一割の10分の1。
⑦ 全体の10分の1。
⑧ ごくわずかなことのたとえ。
⑨ 一分金」「一分銀」の略。
⑩ 一分の官」の略。
 ①の場合は「いちぶん」と読むようです。「武士の一分」など。
一分の隙も無い・・の場合は⑧に当たる「ごくわずかな」隙も無い、が当てはまるようです。
 それではこの諺が刀と関りがあるのかを考えました。刀を構えて対峙した時、相手の構えに寸分の隙がない、という風な時の例えなのでしょう。「寸分」を更に具体的に「一分」とすれば・・・・。
「一分」とは尺貫法では一寸の10分の1、即ち1寸=約3.3cm、1分=約3.3mmです。
刀の「重ね」が丁度1分、3.3mm程なのなそうです。
この刀の厚み(一分)も切り込む隙も無いほど緊張がした空気が漂っている様を表現しているのだそうです。このことがこの諺と刀の関係だそうです。





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