時代劇専門チャンネルで「まんが日本昔話」が再放送されています。「狸の手習い」と云うお話が放映されていました。このお話は滋賀県長浜に伝わる昔話です。「狸の恩返し」と言われることもあります。当ブログなども子供の頃訳も分からず「雨のしょぼしょぼ降る晩に、豆だがとっくり持って酒買いに」と歌った記憶があります。その歌の意味するとこが、酒好きの和尚さんに手習いを教えてもらったお礼に、和尚さんが一番困っているのは雨の日に酒を買いに行くことだと知り、こだぬきが和尚さんに代わって雨の日に酒を買いに行ったことを歌ったものだったことが分かりました。滋賀県、狸といえば信楽焼きが有名です。信楽焼きの狸の置物の歴史は比較的新しいそうです。ものの本によると「明治時代に陶芸家の藤原銕造が作ったものが最初と言われている。1951年(昭和26年)、昭和天皇が信楽町行幸の際、たくさんの信楽狸に日の丸の小旗を持たせ沿道に設置したところ、狸たちが延々と続く情景に感興を覚え、歌を詠んだ逸話が新聞で報道され、全国に知られるようになった。」そうです。
をさなきとき あつめしからに なつかしも しからきやきの たぬきをみれば 昭和天皇御製
当初の狸の意匠は野性的でしたが、次々と工夫をこらし、愛嬌ある可愛いたぬきが出来上がっていったのだそうです。
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