馬糞風リターンズ

世ノ中ハ何ノヘチマトオモヘドモタダブラリト下ツテモオラレズ

TVドラマ「ローハイド」Ⅱ

2009年06月24日 | 映画
TVドラマ「ローハイド」を買い付けたのは木村某さんと云う人です。池田市にご存命で、まだ老いを感じさせなかった10年ほど前は毎日の様にお会いしていました。「ローハイド」は、当初、記憶に間違いがなければ保険会社がスポンサーになる予定だったそうですが「荒野を牛が歩いているだけの映画」に金は出せないと断られたそうです。放映権は当時としては高額で、進退極っているのを寿屋がスポンサーになり窮地を脱したそうです。その後のヒットは周知の通りで保険会社の担当者が臍を噛んでも後の祭り、だったそうです。木村某さんは、民放の創成期からの重鎮で、放送会社のトップにはなれませんでしたが、業界の要職を歴任した民放の生き字引のような人です。遭遇した出来事も興味深い人で、終戦の8月15日海防艦で密命を帯びてプサンから数名の軍人を脱出させ、それが後年第731細菌部隊員と分かり随分悩んだり、西山太吉の沖縄秘密協定事件の後藤田正晴の陰謀、日航機123便墜落事件の謎、など不可解な事件の裏面史を語っていました。