『ご法のありがたさは、理屈だけではなかなか人に分かってもらえません。
「こんなに口をすっぱくして話してあげているのに、なんで分かってくれないんだろう」と、じれったくなる人も多いと思うのですが、決め手は実例なのです。
あなた自身が、法によってどう生まれ変わることができたか、どんなに幸せになれたか、自分が体験したとおりに具体的に話させてもらうと、相手の聞き方が違ってきます。百の理論より一つの事実です。
人は、自分が心から納得しなくては、気持ちを変えられるものではありません。その納得は、理屈で考える脳ではなく、情緒をつかさどる脳の働きだと専門家は言っています。
具体的な事実を目の前に突きつけられると、だれに説得されなくても、自分で自分を説得してしまうのです。それまで、いくら理路整然と説いてあげてもなかなか受けつけなかった人が、心から感動して、目に涙を浮かべて大きくうなずいてくださるのです。』
庭野日敬著『開祖随感』より
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