大船にある植物園に牡丹と芍薬とを鑑賞に参りました。終戦後の闇市から大きくなったという駅前市場を抜け、柏尾川沿いに徒歩20分、大船フラワーセンターへ。大船観音の山にはフジの花が垂れ下がっています。
柏尾川中央の小石に亀が甲羅干して春うららです。牡丹園へ直行します。
「花の王」の豪華絢爛なようすを楽しみました。原産は中国。
なお、桜はチベット近郊が原産地とか聞きました。西へ伝播した桜は実(チェリー)を楽しみ、東へ伝播の日本では花を愛でる国民的習慣に。
少し小型の芍薬は可憐な蕾が揺れて素敵です。蕾はにじむ液で濡れていて、蟻ん子が吸っています。濡れたところが光を放っていいですね。
牧野富太郎はかせの様に眼前にして観察して回りました。
なにせ「ぼたんの花と芍薬」とを思いのままにできて、「よくぞオトコに生まれけり」でした。藤のフサも風に揺れまさに春の本番。
戦争をしない日本のありがたさがジンときました。
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