四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

ご先祖をお迎えするお盆

2012-07-16 11:32:32 | 生かされて今日

 関西九州のお盆は八月ですが、関東では七月。お盆とは両親はじめ膨大な数のわが先祖のみ霊をお呼びして過ごす日本独自の仏教行事です。私たちのご先祖さまは60兆個の自分の細胞、DNAに確実に棲んでおられます。

お盆は釈尊の十大弟子で神通第一の目連尊者にちなむ行事です。尊者のお母さんは大変な教育ママで自分の子のみを大切にした慳貪の罪(けんどんの罪。欲張りでものおしみする罪)で餓鬼道に落とされました。そこから救い出す手立てを釈尊に問われますと、清僧清衆を集めて読経供養をささげなさいとのご指導だったそうです。

立正佼成会横浜教会では十五日、盆ちょうちんを飾り新盆を迎える御霊や志す方々のお戒名をおまつりし、法華経を参列者約千人で読誦いたしました。わが家では両家両親や家系図にある江戸時代の元祖ご夫妻、兄や親戚、自殺した子の友人などの戒名を読み上げて頂きました。

式典の最後にフルート奏者の前田綾子さんが奉納演奏をされました。パリ仕込みの薔薇色のドレスに小麦色の日焼けを包み優雅な演奏を楽しませて下さいました。彼女は3.11の大津波で壊滅した東北の町に足を運びフルート演奏で慰めの奉仕をされたそうです。


コメント    この記事についてブログを書く
« たのしい晩学 | トップ | プロ野球選手会は立派だ »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

生かされて今日」カテゴリの最新記事