厚生労働省から都道府県別の「平均寿命」が出されました。0才児の平均して生きうる期間です。一方「平均余命」とはすでに生きて来た各年齢ごとにいつ死ぬかの平均です。日本の30年前の最長寿県は男女ともに沖縄県で、指定席みたいな長寿王国でした。ところが沖縄県の長寿は現在危機的な状況です。沖縄県男子の平均寿命は79.4才(全国平均79.6%)で全国都道府県順位ではトップからなんと30位に転落しました。女子の平均寿命(87.02才)はトップから転落し3位に後退しました。
沖縄県の寿命の全国ランキングが後退した原因は、「食生活の急速な西洋化」と自動車の普及による「運動不足」とが指摘されています。沖縄の年齢別死亡率を見ると、男子は15才から49才、つまり青年から働き盛りの死亡率が全国で最悪なのです。女子も25才から49才までが高いのです。肥満の割合も男子は50%、ナント半分が肥満だそうです。女性も30才から全国比ダントツに多いのです。一方、男女共に60才以降の世代は平均して長寿です。
これは伝統的な沖縄料理を食べ続けて育った世代と、米軍駐留による高脂肪、高カロリーの西洋風料理、ファーストフードで育った世代との格差ではないかと言われています。食習慣の激変による寿命の悪化は、いずれ日本の他府県に及んでくることは避けられません。菜食と近海の魚中心で味噌醤油、鰹節や納豆、お豆腐など発酵食品を多く摂る和食こそが日本人の健康にはベストなのです。
しかも世界でウマミとしても注目されている和食に自信を持ち、一番大切な健康の為に食習慣を改めたいものです。日本の水も世界で一番おいしいそうです。だからお酒も日本酒ですね。
※コメント投稿者のブログIDはブログ作成者のみに通知されます