四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

花冷え

2010-03-31 19:18:13 | 生かされて今日
 在職中は3月31日の日経平均株価がどうなるのか、即会社の決算が出来るのか、リストラが避けられないかもという不安な頃でした。リスクの高い資産運用が多くを占める企業はこの日は安らかではないのです。
 それにしても春寒のどんより天気が続いて桜もつぼみを固くしているようです。恐らく上野公園の花見客も冷たい風に身震いし、お酒が内から温める暖房に使われているのではないでしょうか。
昨日の夜の満月は素晴らしかったですね。正に与謝野晶子がうたった「桜月夜(さくらづきよ)」でした。「清水へ祇園をよぎる桜月夜こよひ逢ふ人みなうつくしき」
 私の好きな歌「その子二十(はたち)櫛にながるる黒髪のおごりの春のうつくしきかな」
「なにとなく君に待たるるここちして出でし花野の夕月夜かな」
「封筒を開けば君の歩み寄るけはひ覚ゆるいにしへの文」
「冬の夜の星君なりき一つをば云ふにはあらずことごとく皆」 素敵な歌人です。
コメント    この記事についてブログを書く
« 干拓の町・泥亀町(でいきち... | トップ | 親不孝 »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

生かされて今日」カテゴリの最新記事