四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

京都を歩く(その8洛中)

2010-07-17 16:17:33 | 生かされて今日
 幕末の志士たちが芸妓と過ごした花街、先斗町(ぽんとちょう)のせまい路地に夕立が来ました。いろんな業種が密集し、今はまだ3時ごろの開店支度中、これから夜にかけて赤い灯青い灯がにじみにぎやかになるのでしょう。21世紀の企業戦士や商家の旦那たち、一見のツーリストたちが和服に決めた美女たちと楽しい一時を過ごします。
梅雨に煙る花街のやっと抜けられる径に黒壁やすだれに石畳も情緒がありますね。
 ここは勤皇の志士・本間清一郎が闇討ちされた現場だそうです。高瀬川や木屋町近辺には佐久間象山や大村益次郎、坂本龍馬、中岡慎太郎など倒幕の大物が命を狙われた物騒な歴史が地下に眠っているのです。街灯のない漆黒、携帯電話もない暗闇の幕末です。わが島津藩の「人斬り半次郎」、中村半次郎も仮住まいしていたそうです。外国語みたいなカゴッマ弁がよく通じたもんですね。
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