四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

道元禅師のお言葉

2013-11-21 20:58:27 | 生かされて今日

 曹洞宗の開祖 道元禅師のお言葉に『人身(にんじん)得ること難し。佛法あふこと稀なり。

今我ら宿善の助くるによりて、すでに受け難き人身を受けたるのみに非ず、あい難き佛法にあひ奉れり。生死のなかの善生、最勝の生(しょう)なるべし。最勝の善身をいたずらにして露命(ろめい)を無常の風に任することなかれ』とあります。

先ず、シリアのような戦乱がないみづほの国にばい菌や犬畜生でなく「人間として生まれた」ことは先づ幸福である。その上に釈尊の至高の教えに縁づくことはめったに無いことだ。

この憂き世の命の中で最も恵まれた境遇なのである。私たちはおのが70兆個の細胞のDNAの中に存在する膨大な数の先祖のご守護・お陰様により最高の境涯にいるのです。

 その大切ないのちを感謝もなく諸行無常の荒波に、放り出し浪費してはもったいないのだ。目先の低劣な愉しみに溺れ、後ろから襲い来る老病死に身を任すな。自分の事ばかりガツガツせずに人さま社会にわずかでも尽くす人生を送ろうよと。

 毎朝私は、お釈迦さまと法縁をもたらしていただいた庭野日敬開師、わが両親と妻の両親の写真に合掌し、この道元禅師のお言葉を礼拝しております。


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