四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

残暑モーレツ

2021-08-29 07:24:45 | 生かされて今日

 猛烈な残暑をおしての八月句会は、デルタ株猖獗のさなかですから一面「命がけの句会」でした。みな俳句が大好きなのです。

無論感染防止の身だしなみは万全でつどいました。「友遠方より来る、またたのしからずや」。

 日本文化文芸を愉しむのは不要不急とは思いません。家ごもりの鬱を払ういのちの洗濯であり、精神をすこやかに保つトレーニングです。食事と同じです。

感銘句をご紹介します。

  晩夏かな翅あるものを掃き寄せて

  祭獅子片つ端から児を泣かす

  かき氷気まづき壁をくづしけり

  火を止めて暫し厨の遠花火

  秋の宵肩の手やんはり拒みけり

  

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