四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

人の話を聞く名人に

2018-04-17 05:10:41 | 元気を頂く言葉(庭野日敬師

 『どんな言葉でも、いいことだと思ったら、すぐに今日から実行というのが、私の主義です。

松下幸之助さんは、私と同じで小学校しか出ておられませんでしたが、だからこそでしょう、人の話を聞く名人だったと周囲の人が語っています。

「大器晩成の人とは、終生勉強だという考え方を持っている人。見るもの聞くこと一切の体験を心して見れば、万事ことごとくわが師となる」と、松下さんは言われています。

人の言うことには、ついケチをつけたくなったり、気に入らないことだとそっぽを向きたくなってしまうものなのですが、そこで感情に流されてしまうか、そこから何かを学び取ろうと努力するか、その違いで、その人の人生がまるで違ったものになってしまいます。

『法華経』では、香りをかぐことも「香を聞(か)ぐ」と書かれているように、そのことの意味を本当に知ることが聞くことです。それができると、「見聞触知(けんもんそくち)、皆菩提に近づく」糧となっていくわけです。』

庭野日敬著『開祖随感』より

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