四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

残酷な戦場が忍びよる世相

2015-05-18 09:20:34 | 生かされて今日

 世界の良識と称されたイギリスのバートランド・ラッセルは、アインシュタイン博士らと核兵器廃絶の声明を出しております。

『将来の戦争には核兵器が必ず用いられること、しかもかかる兵器が人類の存続を脅かすものであることに鑑み、世界各国政府に対し、彼らの目的は世界戦争によっては遂げられぬことを、彼らが自覚し、確認することを強く勧告する。

そして我々は各国間に紛争のあるすべての事項の解決にあたっては、平和的手段を見出すべきであるということを彼らに強く勧告する』

 先日の5月15日は、5.15(ごいちご)事件が起こり議会制民主主義が切り倒された日でした。昭和7年(1932年)、当時の犬養 毅(つよし)総理大臣が日本軍の青年将校に射殺されたのです。このテロ、暴力行為により、以降代議士に替り軍人が国政にのし上がり、ついに国民の老若男女をあの悲惨なる太平洋戦争へ引きずり込んだのです。

 安倍自民・公明両党連立政権が国会に提案してきた内容は、昭和初期の戦前の世相に似てきました。

戦争が忍び寄っていたあの時代と同じではないでしょうか。平和憲法をないがしろにして、じわじわ既成事実を積み上げています。戦後70年戦争放棄を掲げた政治家の叡智により創りあげた平和を壊そうとしています。

極めて危険な世相ではないでしょうか。政治家・公務員は現平和憲法を尊重し、服従すべき義務があるのにです。

 

コメント