四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

台風去りて後の月

2014-10-06 10:23:19 | 生かされて今日

 大型台風18号は静岡県浜松に上陸し、こちら関東地方にも大雨を降らしてきました。私の携帯に初めて横浜市から避難勧告のメールが参りました。我が家は高台で高層のため安心ですが、北側の風雨から南側のベランダが荒れてきました。農家の皆さんは秋の収穫を前にご心配のことだと思います。

 昨今の日本は3.11の東日本大地震と大津波の恐怖をはじめとして、初もみじの御岳山の火山爆発の悲劇、大雨による伊豆大島と広島市との地すべり、どうしようもない台風の来襲などなど海も山も町中も予測困難なキケンが満ち満ちております。

自然を科学の力で克服できるという近代人の思い上がり、人知の限界を知しれとばかりに大自然が牙を向いてきたようです。歯止め無き人間のエゴイズム・貪欲がたいせつな奇跡の星・地球を傷つけてきました。

海流の流れ偏西風の蛇行、赤潮、北極の氷原の崩壊、ペキン市のような驚くべき大気汚染、山すそまで住宅を密集させるビジネス、消費者をあざむく添加物などキケンだらけです。

この台風による被害が最小限になるよう祈ります。この台風がされば今晩は「後の月」「十三夜」「豆名月」「栗名月」です。是非わが国伝統のおつきさまがお出ましになるように期待します。

セカセカと多忙な現代人の皆さまには、しばし足を止めて夜空を見上げてみましょう。心洗われるうさぎの影の月を仰ぎましょう。

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