四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

地震と噴火は避けられないのだ

2012-01-17 05:22:09 | 生かされて今日
 今から17年前の今日(平成7年)、兵庫県南部を中心にM7.3の「阪神淡路大震災」地震が発生。死者約6300人、30万人以上の方が避難所で生活を強いられました。
 先日東京で、『地球大変動・・・世代を超えて伝えたいこと』をタイトルに海洋研究開発機構の公開シンポジュームがあり、科学の先端にいる研究者の話を聞きました。満員の聴衆が最新の研究に集まりました。
○私たちは千年に一度の大災害に遭遇した証人で、後世に伝える義務がある。古文書や石碑や地下の痕跡、いいつたえが今役立っている。
○日本は四季も温泉や素晴らしい水や発酵食品に恵まれているが、その裏腹に地震の巣であり、火山の密集する変動体の上にある。
○巨大地震や巨大噴火は必ず来ると覚悟しなければならない宿命だ。
○地球は未だわからない部分が多い星なのだ。核の温度は5500度もある。
○正確な地震予知は現在では不可能。防災から減災の考えで。
○3.11の発生時、科学者の直感は、東北でなく南海トラフの地震かと。先入観かもしれない。
○想像を超える巨大噴火のリスクもある。110の火山が日本に密集している。
○観測船「ちきゅう」がマントルまで達する調査をして地震の仕組みを探っている。
○3.11ではプレートが約50メートル動いた。

このような千年単位のリスクは経済合理主義から原子力発電所建設に、想定外のことと切り捨てられたのですね。素人には難しいが、「諸行無常」を生きてゆく腹構えを促す有益な講演でした。
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