四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

この震災をどう受け止めますか

2011-05-02 11:56:31 | 生かされて今日
 「人を待つに来たらず。人を待たぬに来る。かく思うこと叶わぬあり、思うこと叶うあり」 江戸時代の至道無難禅師

来てほしい人、愛する人や都合のいい出来事は来てくれないで、来てほしくないイヤな人物や災害災厄が来てしまう。
ようよう来てくれた幸福は永遠に続くこと無く、離別が来る。世の中はそういうものだよと。
 楽と苦とはセットなのです。吉凶禍福はあざなえる縄の如しと云います。幸福をもたらす大黒天の裏側には不幸を連れてくる黒闇天が離れずにおられる訳です。そういう世の中がこの娑婆世界だと教えておられます。短く言えば「無常」だということです。釈尊は「人生は苦なり」と覚悟するよう説かれておられます。
 私たちは今の幸せが当たり前で右肩上がりに続くもの、そして感謝なくもっともっととドンヨクに欲望をふくらませ過ぎたのではないでしょうか。奇跡の星、地球も人間という一つの生物に悲鳴を上げ始めております。
 反面、被災地の小さな町や村のリーダー達は、尊くも無私の面構えで働かれて素晴らしいと頭が下がります。この輝く方々に比べると、この国難に足をひっぱる抗争を政治と誤解している民主党のぶざま、程度の低さに怒りをおぼえます。
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