四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

雪のヨコハマ

2011-02-12 07:51:29 | 歌の花束
 横浜は春の雪で薄化粧の朝です。南関東のここは西から北に山の屏風がはられ、海に面していますのでめったに雪が降ることはありません。建国記念日の昨日から軽ろやかな春の雪が絶え間なく降り、今朝の雪景色となりました。春の雪は吉兆だそうです。

「新(あらた)しき年の初めの初春の
        今日降る雪のいやしけ吉事(よごと)」 
                  万葉集最後を飾る大伴家持のうた。

 「雪のうちに春はきにけり
        うぐひすの氷れる泪いまやとくらむ」
                 二条后(にじょうのきさき)

 「君がため春の野に出でて若菜つ
        むわが衣手に雪は降りつつ」 光孝天皇
コメント