四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

横浜俳句大会(その1)

2010-10-12 08:46:24 | 生かされて今日
 横浜俳話会は結社の枠を超えた自由な俳句人の集まりで、なんと55年もの歴史を誇ります。クラシカルな句を作る人や超現代的句を作る人が仲良く混在しております。
快晴の体育の日に第55回横浜俳句大会がかながわ県民センター大ホールで開催され、150人が一日俳句を楽しみました。茨城キリスト教大学の染谷智幸教授が日韓の短詩比較から俳句の特色を講演され、青少年俳句の部では小学5年生から中学3年生が表彰されました。一般の部入選作品の一部は下記の通りでした。

神奈川県知事賞 いつもゐるやうな顔して帰省の子 黒滝志麻子
横浜市長賞 あれこれと捨てて涼しくなりにけり 小林比奈子
神奈川県議会賞 はじめての父の速球子供の日  北野一清
横浜市議会賞  鱗雲どこにも合わぬ螺子ひとつ 上田ふさ子
横浜市教育委員会賞 「蟹工船」読むには暖房強すぎる 渡辺照子 
 この大会を開催するために実行委員長の谷口ふみ子氏や川島由美子事務局長など多くの俳話会役員が献身的奉仕をされたました。裏方の支えにこそ賞を捧げたいと思いました。何事でも「蔭で尽くす人」に気付いて感謝する見方をしたいものです。

コメント