四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

東京国立博物館はすばらしい。

2010-08-20 21:00:46 | 生かされて今日
 炎天の上野、東京国立博物館へ「誕生、中国文明」展を見に行きました。通常月曜日は休館なのですが、何故か開いていると聞きチャンスと出掛けました。JR上野駅で寿司と缶ビールを買い、平成館のロッカーに入れて展示場へ。想像した通り特別展なのにガラガラでゆっくり鑑賞できました。「いつもこのように見れればいいね」との声がします。
 なんせ今から3000年以上からのお宝がずらりで、想像を刺激します。紀元前1300年頃の文字を骨に刻んだものは、国政の占いに使用したらしいです。紀元前100年ごろの「神獣多枝灯」や、紀元前600年ごろの「神獣」は奇怪、キテレツなデザインで度肝を抜かれました。
 会場を出て冷房の効いた休憩所でやおら缶ビールとお寿司を楽しむと、昔の王宮にいる如きゴージャスな感じです。外は35度の炎暑ですから美女をはべらす大奥や宮廷よりも幸せ感に打たれます。国宝級を鑑賞できた上にこの贅沢、是非お勧めします。
 なお、この写真は通常展示ですが、それも素晴らしいガンダーラの菩薩像です。人間は戦争だけしなければ、なんと神の業をもつ崇高な生き物であろうか。
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