四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

ガイドしました

2010-06-12 18:33:34 | 生かされて今日
 鎌倉幕府は全国からの年貢や武具、塩などの生活物資を陸揚げする港として、東京湾内にある良港、六浦(むつら)を利用しました。当時の外国、中国の宋との貿易港でもありました。現在の横浜市金沢区で、朝比奈切り通しを抜けて陸路鎌倉へ運び入れました。執権北条氏の有力武将、金沢実時が当地の別荘に設けた持仏堂が称名寺の始まりです。真言律宗奈良西大寺の末で浄土式庭園が復元されています。
 今日はNPO横濱金澤ボランティアガイドの一員として称名寺で無償奉仕をいたしました。午前中小学生の一団が来てガイド仲間の大野さんが分かりやく説明しています。源義経では分からないので、マンガの牛若丸から説明したよと云っていました。
 私は東京から来た元気な紅一点の老境3人組をご案内しました。それが「楷(カイ)の木」を見にわざわざ来たと言うマニアックな方々で、お一人は東大だって。目黒の林業試験場で中国の孔子廟からはじめて輸入し苗にしたそうです。書の楷書(かいしょ)の由来の木で、孔子木ともいい湯島聖堂、岡山の閑谷(しずたに)学校、足利学校など儒教に縁ある場所にあるようです。
 私が学ぶ句会の名前が「楷の木俳句の会」だと云いましたら大喜びしてくれ、写真も一緒に撮られました。最高の武家文庫・金沢文庫へご案内し、又後日ゆっくり来ると云って別れました。さまざまな出会いがガイドの楽しみです。
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