四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

初入港だ

2009-09-25 07:25:32 | 生かされて今日
 全室が売りきりのマンションである豪華客船、「ザ・ワールト」号のお尻です。湾内の遊覧船のデッキには海から入港を見たいと鈴なりの人がカメラを向けています。接岸したベランダにはテーブルクロスを敷いた食事の跡や調べものをしている紳士が座っている部屋も見られました。
毎日を世界の海で暮らすなんて信じられない裕福な方々ですよね。お金はあったとしてもセカセカ働き蜂の日本人には向かないのかもしれません。しかし、芭蕉さんのように浮き世を離れた清貧優雅な道へ歩む大金持ちもいるかも。
 そうそう、この直後に大桟橋に接岸した「飛鳥2」に向けて「ヨコハマ市歌」のメロディがお出迎えしました。森鴎外の作詞にあるように、150年前の横浜村は半農半漁、たかだか百人が住む寒村だったそうですよ。信じられないなぁ。
 『むかし思えば とま屋の煙 (むかしおもえばとまやのけむり)
    ちらりほらりと立てりしところ (ちらりほらりとたてりしところ)』
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