四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

激しい恋歌

2006-12-13 07:53:01 | 歌の花束
 『人言(ひとごと)を繁(しげ)み言痛(こちた)み 己(おの)が世に


未だ渡らぬ朝川(あさかわ)渡る』 万葉集  但馬皇女(たじまのひめみこ)


 夫ある身の恋する姫様の不倫のうたです。うわさが広がってうるさいけれども、初めて朝川を押し渡り逢いに行きますわ。更に一歩危険なレベルへ踏み出す激しさが感じられますね。現代の恋愛もリーダーシップは逃げないおみなのものでしょうか。
コメント