四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

悪女か

2005-12-28 07:40:36 | 生かされて今日
 「十六夜日記」の阿仏尼が住まっていた鎌倉極楽寺近くの碑。藤原定家は彼女の義父になり、女流歌人であった。正妻の子から見ると、父をたぶらかした悪女だったのでしょう。相続争いの決着をつけんと京から鎌倉幕府へ訴えに出向いたその旅日記が有名。危険な女一人旅をしても子を守らんとした母心・執念がたくましい。彼女の奮闘により、定家の「明月記」など冷泉家の時雨亭文庫が現代に遺されました。お墓は京都にもあるらしいが、鎌倉英勝寺の近くにもあります。
コメント