四季の歌と暮らす

 年齢ごとに「一度っきり」の四季と、
旬(しゅん)のヨコハマを味わう「くりごとの集」です。

起重機の孤独

2005-06-03 20:20:06 | 俳句
 浦賀ドック跡の大型クレーンが錆を吹きつつ仁王立ちしている様は、
一人ぼっちで奮闘している企業戦士のようでさびしい。
去り難い景色である。なにごとも変化しないものは無い。
目に見える現象はあくまで仮の結果で、因縁によりさらに変わり行く。
青春の中にかつては私もいたんだから。
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円空さん

2005-06-03 07:14:25 | 俳句
 6月19日までそごう横浜美術館で円空仏展が開かれている。
全国から貴重な140体のなた彫りのみ仏が集合され壮観です。
まとめてお目にかかれる好機です。
思っていたより細部まで技量が施されていて圧倒されました。
小は指先大から、等身大のお像まであり、ほとんど一日で彫り上げた由。
廃材、木っ端から異形の神仏を繰りぬいています。時代は江戸初期、愛知、
岐阜を中心に遠くは北海道まで約5000体が確認されています。
子供のおもちゃになり傷のある仏もあり、その庶民的な布教ぶりがしのばれました。
お出かけをお勧めします。
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