@日生劇場
演出:山田和也
上演台本・詞:平哲郎
原作:R・L・スティーブンソン
音楽:フランク・ワイルドホーン
脚本・作詞:レスリー・ブリカッス
キャスト
ジキル&ハイド:石丸幹二
ルーシー:濱田めぐみ
エマ:笹本玲奈
アターソン:吉野圭吾
ストライド:畠中 洋
執事プール:花王おさむ
ダンヴァース卿:中嶋しゅう
プループス卿:KENTARO
グロソップ将軍:石山毅
サベージ伯爵:石飛幸治
ベイジングストーク大司教:若泉亮
ビーコンズフィールド侯爵夫人:岡田静 ほか
~~ホリプロHPより~~~
2001年の初演を拝見以来、この作品は拝見してませんでした。
定かではないのですが、多分トニー賞にノミネートされた年に拝見してるから1997年にブロードウェイで拝見した時、『オペラ座の怪人』を拝見した時以来の感動を覚えたのを今でも覚えています。
主演のロバート・クッチオリの素晴らしい声、そしてジキルの理知的で聡明で凛々しくてでも繊細な如何にもジェントルマンなお役に、ハイドになった時の狂暴さ、憎々しさ、そしてセクシーさ。そして何よりも彼の歌唱力に圧倒されました。
それ以来、私の中の大好きミュージカルベスト3に入る作品となっていました。
日本初演の初日を拝見した時、期待が大きすぎたのがいけなかったのですが、ちょっとがっかりしてしまって…
鹿賀丈志さんは大好きな役者さんでしたが、私の(これはあくまでも私の)中のジキルとハイドとはちょっとイメージが違った事。
それと何よりも演出が違ったのですよね。
帝劇は大きな劇場だからかな?と思ったのですが、あとから「あれは二つ演出があって、貴方がブロードウェイで観たのは違うバージョンだったのだ」と聞かされました。
ブロードウェイの劇場は思いのほか小さいですからね。。。
ジキルの研究室の美しさもあのミュージカルの魅力の一つだと思っていたので、プロペラが回っている今の研究室は、今回も「あ~~、あっちの方が好きだ」と思っちゃいました
又、舞台の最大のハイライトである、ジキルとハイドの入れ替わりながらの場面。
これが、私が拝見したブロードウェイ版(?)の方が好きなんです。
ま。でもそんな事言ってもね
ただ。
今回はキャスト一新!
全体的に、というか一部を除いて、キャストは填まっていた気が致します。
石丸さんがジキルとハイドを演じられると聞いて、わくわくしながら拝見させて頂いたのですが、若く美しく賢く正しいジキルははまり役ですね
又、ハイドも少々力が入ってましたが、なかなか良かったです。
これから、回数を重ねられるうちに、更に良くなられるに違いありません
実際、現在公式HPでアップされているダイジェストの映像はゲネの時に撮られたのですかね?
それより数倍良かったです
『ジキル&ハイド』ダイジェスト映像
又、他のキャストの皆様も素晴らしかったです!
ただ、多少は配役ミスなのかな?と思われた所も見受けられますが…。
きっとこの作品も再演を繰り返されるかもしれないですね!
次回にお逢いする時は、ますます良い作品となってますように