のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

トイレットペーパー

2020-03-15 | COVID-19
 今日から家に居る時間が長くなるので、やはりトイレットペーパーを買っておこうと、起きると一番でスーパーへ行きました。八時開店のお店に九時頃行くと、ガランとした棚の一番先に、四個入りのトイレットペーパーが一つ。私のためにと言うようにぽつりと一つ。棚をチェックしていた店員さんに、思わず買っていいものなのか確認してしまいました。
 それを手にすると、右横の台車にもまだ有るのを発見しました。六個入りと二十四個入り。左手で六個入りを取り、棚の前で左右見比べていると、若いカップルが棚を見て、
「ああ、もう無いのね。」
 台車にまだ有ることを伝えると、喜んでいました。
 私は真剣にどちらにしようか考えて、左右キョロキョロと。一個当たりのお値段が安い、右手の四個入りを買うことにしました。
 我に返ると、じっと私の様子を見ていたであろう男性が、直ぐ横に。
「必要ですよね。」
 彼は頷き、私は六個入りを渡しました。
 一方、後ろでは、年配の方が先程のカップルに、それが最後のトイレットペーパーか尋ねていました。彼らはそうだと言い、二つ共カートに積んだまま、
「また在庫が増えたわね!」
 と去って行きました。
 私の頭の中には、彼らの家の中にトイレットペーパーが積み上げられている図が浮かびました。どれだけ積み上げたら、彼らは安心するのでしょう。クスッとしながら、四個入りを胸に、弾むようにレジへ向かいました。男性にも渡せたことを考え、また笑顔になりました。
 しかし、今になって考えてみれば、私は家に在庫が一個あったので、私が手にしたものはご年配の方に差し上げたら良かったのです。私は時間があるので、明朝また買いに行けば良かったのです。なかなか気が利かないものです。
 いろいろとやりたいことがあるので、あっという間に夜になりました。ずっと休みなのだから、早く寝て明日すれば良いのに、ついつい作業を続けてしまいました。

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1 コメント

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Unknown (A iko)
2020-03-21 01:47:12
大変だけどマイナスをプラスに考えれるノンノンがんばってくださいね!

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