のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

声が大き過ぎ

2010-09-21 | KA
 二月二十一日に種を蒔いたナス、芽は出ましたが、相変わらず成長しないままです。そのナスに水を与えると、新しい芽が出ていることに気付きました。それも三つ。どうして今日出てきたのでしょう。ひとつではなく三つということは、偶然とは思えません。七月九日に蒔いたものは全滅しましたが、今日出てきた三つは、その時に蒔いたものでしょうか。七月に芽を出すと、暑過ぎて生き続けられないことが判っていて、今日まで時を待っていたのでしょうか。不思議です。 
 数日後の写真撮影の為に、手袋が三つ置いてありました。それを見ながら考えました。外注する事になる前に作って頂いた昔の手袋は、手の部分は良いのです。その後、腕の部分の素材が変わり、私はそれが気に入りませんでした。今はまた違う素材になり、それは良いのですが、手の部分が使えません。手の良い物と腕の良い物を繋ぎ合せて頂けば、新しく良い物が一つ出来ます。また、一つはそのまま使えそうなものでした。どうしてこれをショーで使わせてもらえないのかと思ったら、良いのを写真撮影用に取っておかなくてはならないとのこと。これをショー用にして、ショーでは使えないものを写真撮影用にしてもらうことにして、ショーで使える新しい手袋が二つ出来ます。ちょっと安心しました。
 一回目のショーは、少し硬かった気がします。お辞儀の時は、ミュージシャンが六名舞台にのっていました。人数が多いと、やはり賑やかです。エピローグで歌っているジュリに、私の声が大き過ぎてマイクが拾ってしまうと言われました。声を小さく短くした私は、物足りなさを感じていましが、確認すると、大丈夫だったようです。もう何年も、同じように声を出していたのですが、今になって声が大き過ぎるとは…。
 二回目のショーは、ゲイルが客席から観ていました。「ノリコ!」といつも元気に呼んでくれるゲイルのことを思い出しながら踊っていました。踊り終わると、膝がロックされてしまいました。スレイヴケイジまでに何とか戻しました。ショーが終わり、ゲイルに会うと、いつもの「ノリコ!」ではなく、静かに「ノリコ。」と言い、「きれいだったわよ。」と。彼女は沁み沁みと語りながら、目に涙を溜めていました。