のんのん太陽の下で

初めての一人暮らしが「住民がいるんだ・・・」と思ったラスベガス。
初めての会社勤めが「夢を売る」ショービジネス。

お父様

2007-05-11 | KA
 「父親が来るからよろしくね。えっと、一回目のショーだったかな、二回目だったかな…。」と少し意地悪っぽく、わざとプレッシャーを掛けるように言われたのは昨日のこと。私は「どちらか教えてくれないほうがいいかも…。」と笑いながら言いました。
 昨日は「プレッシャーを掛けてくれるなぁ…。」と思っていましたが、よく考えてみると、いいものをお父さんにみせたいからと期待してくれるのはありがたいことです。
 期待にこたえたい、と気張ると良くないので普通に、普通にと思いながら、それでも緊張が走っているのを感じました。でもその緊張はいい方向に出ました。終わって友人に会いました。顔を見るなり「今のじゃないよ、二回目に来るよ…。」と。「あら…そう…。」
 二回目は一回目ほど緊張をしていませんでした。これが踊る直前にはどう変わっていくのだろうか、と自分を観察する余裕があるほどでした。本番では、きっと友人が見守ってくれている、と勇気を出してやってみたこともいい方向に出ました。
 「良かったじゃない。」と嬉しそうな顔。「お父様のために踊ったからね。」
 その後お父様にお会いすることもなく、感想も聞けませんでしたが、お父様のお蔭で今日は二回ともいい舞台ができました。