散歩中に、これだけ暗くてどんよりした日が続くと、「カメラおじさん」していても、なかなか、写そうと思える被写体がない。それに、光の量が少ないので、カメラを構えるだけの気力が出ない。
そういえば、今年も「こころ旅」火の正平は走るのだろうか? 番組はまだ始まらない。
今読んでいる「遊び心」という大前研一の随筆が、なかなかいい。元原子力科学者だったコンサルタントの大前研一の聡明さが、体質的にあう。一時、彼の海外での講演は、一回で500万円、旅費や宿泊費などの費用は別で5万ドルが相場で、世界中を飛び回っていた。
その話を木村剛にしたら、目を瞠って、以後かなり執筆より講演に力を入れていたが、所詮は能力の差か、畑違いか、花は咲かずに金儲けの道を進んで、転落した。時流に乗った経済や金融の評論本は、書店の店頭に山積みされても、1万部も売れたら御の字。どれほど苦労して書いても、印税が大前研一の一回の講演には遠く及ばない。プライドだけで、銭儲けは出来ないのだ。