今回はTT-02のグリスタイプのリヤデフを作っていきます。
(´∀`*)ノ
ヤルヨー!!
今回はノーマルデフを使って組んでいきます。
と言う事で、パーツボックスからノーマルデフのパーツを一式準備しました。
組み立てる前にグリスタイプのデフのメリットとデメリットを確認していきます。
メリットとしては、
・ オイル漏れが発生しない。
・ 作り方が簡単。
・ メンテナンスサイクルが長い
また、デメリットとしては、
・ 路面に合わせた細かい調整が難しい。
と言った感じになります。
つまり、路面状況に合うならばメリットが大きいと言う事です。
先ずは小さいベベルギヤの調整です。
小さいベベルギヤの裏面を面取り程度に削ります。
この事でグリスを使うのに適した僅かなクリアランスが出来ます。
(画像の後に紙ヤスリを当てて表面は均しておきます。)
デフの効き具合の調整にはタミヤのアンチウエアグリスを使います。
このアンチウエアグリスは、確か2000年頃に発売された商品でラジコンはもちろん、ミニ四駆でも使われる高性能グリスです。
特徴としては高温時でも柔らかくなり難く、グリスが飛散しない高粘度のグリスです。
高速回転でも安定した効き具合を発揮する、ギヤデフに持って来いの性能です。
順番に組み立てて行くのですが、画像の大きいベベルギヤの裏面にはアンチウエアグリスを使ってはいけません。
ここにアンチウエアグリスを塗ると抵抗が大きく、必要以上に効きの重いデフになります。
大きいベベルギヤの裏面には動きの良さを重視してシリコングリスを使います。
側面からはみ出さない様に薄く塗ります。
アンチウエアグリスは小さいベベルギヤとクロスシャフト部分のみに塗布します。
アンチウエアグリスを少量だけ塗布をしたらデフを仮組みします。
仮組みをしたらデフを手回ししてデフの効きの具合を確認します。
デフの効き具合が軽い様ならグリスを少量追加します。
デフの効き具合が重過ぎたなら、グリスを拭き取り再度調整します。
効き具合の調整が出来たらフタをしてネジを締めます。
(ネジの締め過ぎにも注意して下さい。)
ネジを締めたらデフ内部にグリスが馴染むまで手回しします。
グリスタイプのデフが出来ました。
手回しした感じなのですが、今回は約2000番位のオイルと同じ位の効き具合です。
もう少し重たくしたい場合にはアンチウエアグリスを追加しましょう。
重さ25グラムと、ギヤデフでは軽い出来になっています。
画像はXV-02のギヤデフです。
参考までにデフの重さは28グラムです。
リングギヤの精度や動きのスムーズさはこちらの方が上なので、路面状況と合わない場合はこちらを選択しましょう。
グリスタイプのデフを組み込んだのでテスト走行です。
走行を始めた直後のグリスタイプのデフは少し動きが硬い感じがします。
しかし、デフの効き具合の変化が小さいみたいで、思ったよりも安定した走りになりました。
小さいコーナーでも曲がり難い事も無く、加速も十分でした。
「オイル封入タイプと比べるとどうなのか?」と言われると、
よく分かりませんでした。
(;´∀`)
ヨクハシリマシタ。
オイル封入式のデフと遜色無く走るので、いつものコースではマッチしているのかもしれません。
これからの気温の上昇による変化が気になるところなので、このまま様子を見たいと思います。
今回はグリスタイプのギヤデフを作ってみました。
しかし、路面状況によってはオイル封入式やボールデフなどの選択にもなります。
今後も機会があればいろいろなデフを作ってみたいと思います。