夏から秋にかけて、蘇州では夜も園林の入園が可能です。
拙政園や網師園などの庭園や虎丘、盤門など多くの園林で夜のイベントが行われています。
虎丘の夜の部は18:30~22:00ごろまでです。
昼間は休閑カードで入園できるのですが、夜の部は別料金になっています。
夜游虎丘で見ることができるのは、雲巌寺塔(虎丘塔)のライトアップと3D演出、
表演、レーザー光線、ドローンのショー、剣池や大殿などのライトアップです。
この日はあいにくの小雨模様でしたが、涼しくなったので行ってみることにしました。
18時を過ぎると係員が昼間の観光客を追い出しにやってきます。
でも、広い園内なので隠れて夜までいる人がきっといるはずです。
チケットはネット(Ctripなど)で買うと39.9元です。
入り口の窓口で買うと70元ぐらいするらしいので、必ずネットで買わないと。。
イベントが基本的に千人石とその周辺、雲巌寺塔で行われます。
重ならないように少しずつ時間をずらしてあるので、順々に見て回れるようになっています。
ただし案内板には内容の説明がないのでどんなものか分かりにくいです。
全息舞台劇というのは短編映画?のような感じでスクリーンを見るだけです。
お茶やコーヒーがある売店とテーブルのある場所なので、休憩がてらに見る感じです。
これは昼間もやっていました。
千人石では、レーザー光線のショーと、
平日には国鳳巡游というもの(これは見ていないのでどんなものか分かりません)。
土日と祝日には表演(踊り)が催されます。
表演は実景演出と書かれているだけで題名はありません。
後でネットで調べてみると虎阜春秋実景演出と書かれていたので、
おそらく春秋時代をテーマにした踊りなのかと。
もしかすると日によって内容も変わるのかもしれません。
音楽に合わせて、古代民族衣装を着たダンサーが千人石の上で踊ります。
舞台の上で踊るわけではないので、目の前で楽しむことができます。
ただでさえ滑りやすい千人石の上、しかも雨で濡れているので見ている方がハラハラします。
レーザー光線と表演が見やすい場所は、雲巌寺塔に向かって千人石の右側です。
特にレーザー光線はこちら側から見ないと何が投影されているのか分かりにくいです。
雲巌寺塔の3D投影は30分毎に計6回行われますので、
うまくビデオや写真が撮れなかったりしてもチャンスは何度もあります。
1回の時間はだいたい5分間ぐらいでしょうか。
カウントダウンの投影から始まり、塔が様々な色や模様で飾られます。
そういえば10年ほど前は雲巌寺塔の中に入ることができました。
塔の少し下には涅槃仏もあったのですがいつの間にか道が塞がれて行けなくなりました。
最後は文字で締めます。
なかなか見ごたえがあります。表演の前と後で2回見に行きました。
夜游虎丘はネットの情報だと12月ごろまでやるようなことが書かれていましたが、
本当かどうかはわかりません。
おそらく国慶節の連休までは必ずやるとは思うのですが。
この日は時折雨が降る天気でしたので、残念ながらドローンのショーは中止になってしまいました。
たぶん、ドローンで文字や絵を作ってくれるのかと思います。
虎丘から石路周辺までの公共交通は虎丘路バス停から游1が21:40まで、
夜専4路が0:00ごろまで運行しているので、
地下鉄2号線の石路駅(游1は2号線と4号線)まで行って乗り換えるなら、
かなり遅い時間まで遊べると思います。(バスの時刻と所用時間はご自身でご確認下さい)