中国でのいろいろ

中国での生活、出来事をぼちぼち綴っていければと思っています。

中国 新ルールで銀行口座開設

2018-02-15 00:16:00 | 小ネタ

昨年の夏ごろまでは、外国人でもパスポートさえあれば、

簡単に銀行口座を開設することができました。

※銀行の支店の写真と記事の内容は一切関係ありません※

 

 

10月以降は口座開設が難しくなっているとの情報を得ていましたが、

メインで使っている口座とは別にスマホアプリでの決済に使う口座を作りたくて

トライしてみることにしました。

 

 

余談ですが、今はもう中国在住の日本人の間でもスマホ決済が当たり前になってます。

(少なくとも私の周りではそうです)

例えばお昼ご飯を食べに行った場合、誰かがまとめてスマホで支払い、

他の人は支払った人にスマホで送金みたいな。

皆さんのスマホには支付宝(アリペイ)とWechatは、ほぼ必ず入ってます。

 

 

ただし、これらの決済を利用するためには、必ず実名登録が必要で、

私は、何となく嫌だな、怖いなという思いもあって、

時代遅れの現金払いを続けてきましたが、

もうそんなことを言っている場合じゃなくなってます。。

公共交通も既にスマホで乗る時代になってます。

 

 

でも、やはりメイン口座やネットバンク口座と別にして、

リスク回避で少額だけ入れておくスマホ決済専用口座を作っておくべき。

という訳で、手続きが面倒になってからの新規口座開設。

正直に言って、面倒になる前にやっておけばよかった。。

 

銀行によって口座開設時に要求される証明書などが変わります。

また、支店によって難易度も変わります。

 

 

工商銀行で要求されたのは、パスポート、中国で住んでいる場所の証明、

中国で働いている証明、個人納税識別番号。

 

居留許可証の提示では認めてもらえません。

工商銀行のハードルはかなり高いというか面倒です。

おそらく、中国での居住地や勤務地以外の支店では口座開設は無理そうです。

工商銀行は2支店回りましたが、要求事項は統一されているようで、

必要書類さえ揃えれば、後はスムーズに手続きできる気がします。

 

 

建設銀行で要求されたのは、パスポート、個人納税識別番号。

こちらは、必要な証明書類は少ないですが、

居住地以外の支店で作ろうとすると拒否される可能性はあります。

 

建設銀行は3支店回りましたが、支店ごとに対応が違いました。

特に納税識別番号については、

1.「中国の個人納税識別番号を持ってこい」という支店

2.「日本の個人納税識別番号を持ってこい」という支店

3.「中国と日本と両方持ってこい」という支店

 

3.の支店については明らかに面倒くさいのか、やり方が分からないのかどちらかで、

絶対手続きしたくないオーラ全開でした。

 

ところで個人納税識別番号って何?

銀行に聞いても誰も明確な答えは出してくれません。。

中国で働いているなら中国の納税番号があるハズだとも言われます。

また、申請書類には”納税識別番号がない国の人”という選択肢が存在していますが、

これを選択することは何故か許されません。

 

 

おそらく彼らは面倒な手続きをしたくない、

断る理由を見つけたいと思っているので、これはもう余計なことを聞かずに

個人納税識別番号があるかと言われたら、番号があるとだけ答えて、

マイナンバーを使うのが最も手っ取り早いと思います。

下手なことを言うと上記の1か3の対応になる可能性ありです。

最終的に2の支店で口座を作りました。

 

中国銀行は過去に口座を作った時や相談事でも親切に対応してくれたので、

もしかすると中国銀行に行ってみるのも良いかもしれません。

ただ残念なことに、口座開設が面倒になった同じタイミングで、

1銀行につき1口座しか作れないというルールもできたので、

私の場合は、別の銀行で作るという選択肢しかありませんでした。

 

また、昨年末に銀行を回って情報収集したのですが、

1月以降は少し手続きが簡素化されると工商銀行の人は言っていました。

(実際に開設したのは1月、でもその時は何も変わっていなかったけど)

今はもしかすると、もう少し開設しやすくなっているかもしれません。

でも、さすがに以前のようにパスポートだけあればOKとはならないはずです。

 

どの銀行の支店に行っても共通していたのが、最初もしくは最後に

「うちの銀行は手続きが面倒だから別の銀行に行った方がいいよ」

と言われることでした。。

 

 

コメント (10)
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