朱の徒然

変形性股関節症の76歳

変形性股関節症の術後10か月

2015年01月26日 | 日記

 昨年の、駅から15分の自宅までが、歩き難くなった頃から1年が経ちました。

 手術して10か月。モデル歩きを意識して歩きます。もう、この歩きで良しとしています。

 結局、悲しいけど、長くは歩けない。歩きたくもないと 割り切ることにしました。

 今までのようにバーゲンを楽しもうと何回か出かけてもみました。延々とショウウインドウを覗き続けることで夢中になります。かってはデパートの買い物袋が両手いっぱいになり、ふわふわっとした浮かれた喜びで満たされて帰路についていました。ところが今は、しばらく歩くと、足がだるくなり、疲れて、店を回ることに意味を見いだせなくなり、もう何でもよいから買って帰りたいと思ってしまいます。

 もしや、心の老化が足と一緒にやってきているのでしょうか?

 それならそれで しょうがない!  ああ ファッション魂も無くなるなんてさみしい!でも、マイナスを受け入れるところから、成長が始まるとラジオの人生相談で言ってますもの。

 

 術後の運動の方法は

  術後10か月の私の結論。歩かない!人工骨の患者にとって歩くことはマイナスではないか?必要な歩数は歩くけど、無理することで人工骨に悲鳴をあげられては、自分が困る!

 でも筋肉が痩せ衰えては、これまた自分が困る。

 負荷(荷重)を少なくして 筋肉をつける方法。人工骨(股関節)を なるべく動かさずに!

 筋力アップのための運動を学んで 自分なりにアレンジして頑張っています。

 1、ストレッチ それも浅くね。膝の曲げ伸ばしだけを意識して。

 2、ポール君の大に寝て(背筋がまっすぐ伸びて気持ち良くバランスが取れる)ふくらはぎを小に乗せて足先の曲げ伸ばしをする。その時、タオルマフラーを持って、ついでに腕の運動も加える。

 3、入院中に理学療法士の方に教えていただいた、寝たまま両足開いて、お腹をつき上げて反り、手術した方の足に気持ち力を込める。これを、ポール君の上でやっています。(腹筋?)

 4、病院で使っていた「GEAR MAX](スポーツ店で1000円位)が良いと思ったので、自宅で購入し、椅子の足元下に置いて右左と踏んでいます。(足裏が心地よい)

 5、前から意識して使っていたものですが、100均のボールを股にはさんでTVを見る。

 6、風呂の中で股関節を動かす。

 7、プールで大きく歩く。後ろ向きに浮いて、足先の曲げ伸ばしで泳ぐ。(背泳?)

 この10か月の間に、たくさんの同病の方々にお会いしました。正直、術後が分からないほど歩いている方は少ないような気がします。私もそうですが、どの方法が術後の股関節に最も良い運動なのか分からない。はっきり言って、手術していない健常者の方に患者の筋力のつけ方が分かるのだろうか?足を思いっきり左右に振ってと指導された時には驚きましたもの。

 疑問を持ちましたので、参考になればと私の運動行動を書いてみましたが、腰痛予防の骨盤鍛えは人工骨では難しいと思います。

 1,2,3は朝、TV体操5分が済んだらベットの上で10時から。

       午後2時ごろ、ベットでTVのワイドショウを見ながら・・・。

       午後6時ごろ、風呂上りに居間で。1日3回やります。もう、楽しい習慣になりました。

       と、言っても わずか10分足らずで、特にベットでは つい ウトウト居眠りしてしまい             ますが、これが許されるのも、年を経て時間が自由だからですね。

  この方法で、これから10年ぐらいは 病知らずで歩きたいです。

 映画「ラブソングができるまで」でのダンスは、人工股関節になるらしいですよ。

   まあ、笑い話としての挿入でしょうがね!

  

  正月花はピューターの花瓶で心機一転。青い花瓶は花好きの母の3回忌に姉達にも贈りました。お正月使ってくれたかしら?松以外は我が家の花。愛着で捨てがたいね。

 ご近所様からの「百年の孤独」を飲んで 今年も頑張ろう!

 

 マレーシアの錫の花瓶と冬の水仙が合いますね。あでやか蘭も正月は脇役でしたね。                  

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

もうひとつの読書仲間

2015年01月18日 | 日記

 私の読書仲間は、「帚木蓬生の読書会」と名付けた名の下に集まった同じ位の年齢の方々。

 そしてもう一つが本の回し読みをする息子と娘です。

 息子が海外勤務の時、電車の座席に私を座らせると、長身の息子は通路に立ち、文庫本を読み始めました。その慣れた姿が格好良くて「ああ、我が息子は たとえ地の果ての仕事でも頑張れる!」と、安堵しました。活字好きは、活字さえあれば、どんな孤独にも耐えられますもの。今でも、我が家へ来ると「本はないの本は・・」と「めし めし・・・」と同じように言います。

 娘からはこの間「さよなら、スナフキン」(山崎マキコ)「おばさん未満」(酒井順子)が送られてきました。

 ムーミンとは直接的には関係ないものでしたが「他人に関心をもたない社長をスナフキンと主人公が思ったのでは?」といった話を電話越しに母子でするのも楽しい簡易読書会です。

 「おばさん未満」は表紙絵が私の好きな水森亜土ちゃんだから送ってきたのかな?

 私からは「絶対泣かない」(山本文緒)を送ろっと。

 3人の子育てに奮闘中と思っていた一人娘が、 独学で昨秋 宅建の免許を取得と聞いてビックリ!偉いね!感心だね!

 でもね、母さんの好きな娘は 「アナと雪の女王」みたいなドレス着て わが世の春って歌っている姿なんだけど・・。   女にとっての仕事は大きな遊び!

 とりあえず、山本文緒さんが15もの女の職業を教えてくれる。読んでるだけでグッとくる。

 働くって 仕事って  その中で一番難しいのは専業主婦!と私は思っています。

 毎日レストラン、クリーニング屋、掃除屋、家族の心のカウンセラー、塾の先生、会計係、家族のスケジュール管理する秘書役、イベント業そのほかたくさんの社会の縮図が家庭生活。

 その中でも最も大切なのが、家族の繋がりに心を砕くこと!それは主婦にしかできない!

 外に出て、稼いでくるほうがどれだけ気楽か!馬鹿な男やウーマンリブ屋には分からない深くて広い主婦の仕事。でもその大切な仕事が必要なのは、わずかな子育て期間だけ。それ以降の自分の人生を考えていなきゃー山本文緒さんのようにウツになる。その引き際も難しい。

 そう思うと、まだ若くて美しい娘よ!ドレス着て 踊ってよ!と言えなくなりましたので、

                廻し読みの本を送ります。

 

 

 

 息子と娘の中学時の図工の作品です。二階の踊り場に飾っています。

 もうすぐ節分。鬼の面をかぶった孫との節分が一番面白かったね。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

読書会 「ムーミンを読む」冨原真弓(ちくま文庫)

2015年01月15日 | 日記

 新年は のんびり と思って生誕100周年のトーベ・ヤンソンの「ムーミン」にしました。

 アニメで「ねームーミン こっちむいて」の岸田今日子の優しい歌声をイメージしていましたが、深い深いお話なんですね。

 ヤンソンは風刺画家だったそうですが 戦争で描けなくなり うっぷん晴らしに「ムーミン」を書いたとのこと。

 今、パリの新聞社がイスラムの預言者の風刺画を載せたとして、イスラム教徒に銃撃されたニュースが全世界を回っています。表現の自由と宗教・人種・民族への侮辱との兼ね合い。

 他人ごとではなく 日本でもヘイトスピーチのひどさは、目に余ります。何故、規制しないのでしょうか?   こんなことから 第3次世界大戦への引き金にならないかと危惧します。

 今 私の頭の中を加藤登紀子の「美しき五月のパリ」が流れています。

 (♪ オ・ル・ジョリ・モア・ドゥ・メ・ア・パリ 赤い血を流し 泥にまみれながら

 この五月のパリに  人は生きていく ♪)

                 どうか人の嫌がることをしないフランスになってと願います。

 

  ムーミングッズは 少しだけね。

 子供たちと見たアニメでは「ふしぎな島のフローネ」が楽しい思い出です。可愛かったね!

   

 

 やっぱりNO,1は「赤毛のアン」です。家庭生活応援のアニメです。

 料理研究家の城戸崎愛先生に影響を受けました。お元気でしょうか?

 「赤毛のアンの手作り絵本」(鎌倉書房)を参考にケーキも刺繍も自己流で楽しみました。

コメント (1)
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

映画「バンクーバーの朝日」

2015年01月09日 | 日記

 小学2年の野球少年の孫にどうかしら?と野球物という前宣伝に惹かれて夫と久しぶりに一緒に観ました。

 彼によると史実も野球も中途半端でB級とのこと。

 私は無知なので、北米カナダに戦前に移民とは知りませんでした。南米や満州は昔っから開拓移民として聞いていましたが・・・。だから若い人たちが、こんな映画からでも過去の日本の姿を知ることは意義があると思いました。

 でも、企業の海外駐在員の家族として定められているような孫に 新たな励みになるような何か楽しいヒントでもと思って観ましたが、ガッカリ。133分もの長時間の映画なんですから、せめて主要登場人物の戦後といった明るい紹介がないと・・・。不発でした。(亀梨君のドーランがチト濃すぎるようで 内心笑いました。)

 

 夕飯は「浜勝」でカキフライを。ご飯もキャベツも味噌汁も漬物もお代わり自由なのに、二人とも残してしまう位、胃袋は小さくなりました。それなのに、退院時より3キロ位太ってしまって・・・。

 明日から、お菓子を控えようと思います。食べなきゃ痩せるって!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

木下大サーカスを観て

2015年01月07日 | 日記

 

 北九州 岡山と数年毎に観てきたサーカスです。少しずつ変化してきていましたが、今年は日本のサーカスというよりも外国のサーカスって感じでした。出演者の殆どが外人。日本的な出し物の少なさに かっての歌「天然の美」の哀愁も感じられないものでした。

 ただ上半身裸の白いズボンの赤毛の青年が、拍手もまばらな一人ぼっちの舞台で白い布の吊り輪をする姿が、私には こんな東アジアの冬の荒野で孤独に耐えながら生きているって感じで、さすらいの雰囲気がありました。やっぱ、サーカスや大衆演劇は妄想を掻き立ててくれなくっちゃー。テントの意味がない。

 かっては「綱渡り」がありました。

 男が和傘で全身のバランスを取りながら足袋をはいた親指でロープを挟さみ、中央斜めに渡されたロープをゆっくりと登る。

 上まで登りつめると 男はポンと傘を下に投げる。そしてシンバルの金属音が「シャーン」と響くと、見守る観客の前でアッという間に後ろ向きのままシューッと滑り降りる。「ドサッ」という重い音を立てて布団のクッションを持った屈強な男たちが身体を受け止める。   

 その危険な演技に我が身を賭けての、流れ流れの男の魅力。空中ブランコでは味わえない日本的なサーカスの伝統芸! どうかこの技の復活を!

  西洋のサーカスは、やっぱりマレーシアのボルネオ島ビンツルで観た「ロンドンサーカス」です。巨大な扇風機でテントの中は快適な涼しさ。そしてショーの内容もドラマチックで洗練されていて全てが美しかった。

 思い出っていいね。 受け身でも 作れるのね。サーカスの男話!面白い!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする