朱の徒然

変形性股関節症の76歳

読書会「20の短編小説」小説トリッパー編集部編

2017年09月30日 | 日記

 今月は、朝日文庫創刊20周年を記念した(20を題材に20人の作家による20の短編集)との、無茶ぶり企画本の読書会を、開店20周年記念の和食処の20品目彩り御膳2000円を頂きながらの、合評会となりました。

 まあ、本もランチも、そこそこ・・・。時間的に、それぞれ自分が選んだNO,1の作品しか話せませんでしたが、一押し大好きという作品には、どなたも合われなかったような・・。

 私も、羽田圭介「ウエノモノ」を一番とはしましたが、他の作家の作品に納得のいくものがなく、消去法って感じ・・。

 小説話より愉しかったのは、やっぱり、女同士は おしゃべりですね。

 スマホを慣れた手つきで、ササっと指先で弾いて、動画で 華やかドレスで社交ダンスを踊られている姿を見せていただきました。なんて、素敵なお姿でしょう・・。いいねー。

 また、湯布院映画祭に毎年参加‥とのお話や、ビックリ帚木蓬生プライバシー情報も・・。

 

 ゴメンナサーイ。帚木蓬生って、お会いしたことないの! 

 22年前「三たびの海峡」という映画を、大阪・梅田の人気のない物騒な映画館(あの頃は、事件が多かった)で一人観て感動!

 何故観たか?これから引っ越していく地に近い玄界灘が舞台と宣伝していたから・・。原作者が日本人と知って、そのヒューマニズム精神に  より感激!

 それ以来、この作者の本を、一人で読み続けていくうちに、誰かと帚木蓬生の本について語り合いたい!と、勝手読書会を作ったの! 友人、知人もいない  この見知らぬ町で・・。 

    純粋に 読書会を ただ、楽しんでいるだけ。 仲間と読んで語り、食べて、旅して、18年目。面白いよ!

(「三たびの海峡」に資金援助をしたのは、バブル紳士の許栄中。今 彼は、韓国で 何をされているのでしょうか?)

 

   一日花として、次々に咲いてくれる夏の花・ハイビスカス。後ろのゴーヤは、この夏も 沢山 実を付けてくれてありがとう。力尽きたね。

 

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九州国立博物館・六郷満山展(神と仏と鬼の郷)

2017年09月23日 | 日記

 多分、GIと初めて九州国立博物館へ電車で出かけました。

 今日は、隣の太宰府天満宮で「神幸式大祭」のある土曜日。恐らく、いつにもまして大勢の人かと思われましたので、その秋祭りも見ようと ピクニック気分で出かけました。やっぱり、神社の本殿にはたどり着けない位の人の多さでしたので、そこから奥にある長いエスカレーターで、九博へ。

 

 

          

 

 先月の「六郷満山バスツアー」で、益々 国東半島に興味を持ちましたので、展示されてる全てが楽しく、面白かった!

 実際の国東半島の寺院を見てきたことで、より展示に魅かれるのかなと 思いました。

 まず、「鬼大師坐像」。解説によると、天台宗の18代座主・良源の姿とか・・。鬼の姿になって疫病神を追い払ったとして良源は「厄除け大師」「角大師」とも呼ばれ、延暦寺の中興の祖であり、おみくじの創始者でもあるとか・・。

 女目線で言うと、美男だったので女官に招かれた酒席で突如鬼になって、邪念を捨てたとか・・。延暦寺には肖像画があるらしい・・。良源の死後も、災難、疫病除けとして異形の姿を信仰の対象としたのだと・・。お姿は、たったの25センチ位で、解説で (老体痩身の愛らしい姿)と書いてありましたが、ホント愛らしかったですよ。特に後ろからの足首が・・。

 鬼ちゃんは、チビの一体だけでした。こんな怖い感じじゃないよー。

 

 

 次に良かったのが、応暦寺の「燈明石像」。比丘(修行僧)が、石太鼓を担ぎ、立ち上がろうとして、重いので、大口を開けて頑張っている。それを後ろから手伝っている比丘は、口を結んでいる。二人で持ち上げようという少し滑稽味のある石像。50センチにも満たない位だけど、これぞ『阿吽の呼吸』を表しているそうで・・。室町時代の作だそうですが、助け合いの表現なんでしょうかね。ほぼ菩薩像の中で、異色な 働く姿の石像でした。

 帰りに六郷満山記念に、旧千燈寺跡に、今も残る一枚岩に半肉彫りの阿吽の仁王像の一対を買いました。

 

                 

 GI,絶対絶対、春には、西の高野山とも呼ばれていたけど、大友宗麟の焼き討ちで焼失したという旧千燈寺跡の苔むした仁王像を見に連れてってね。 ( どうも、パンフレットで見る限り、我が家の安物仁王様の方が、足元など本物より上手に仕上がっているような・・。そこんとこ、確かめたいわ。殴ろうとしてるのが、あ。堪えてるのが、うん。)

    なにしろ今、一番夢中なのは、六郷満山ですわ。

 あんなにも、連なった山々の険しさと静寂さの中に いくつもの寺があり、修行僧がいて 1300年という歴史の中で朽ちることなく、今も人々を魅了する木像、石像の数々・・。宗教って 祈りって すごいことなんですね。 

        GIとBAも、 縁あって出会って 50年近くも 二人の人生を 阿吽の呼吸 で 生きてきたんだね!

                お昼が遅くなったけど、近くの喫茶店のホットエッグサンド 美味しかったね。

 

 

  

 雑草だから抜くようにと小うるさいGI。赤毛のアン風のティラと似合うでしょ?貴草も雑草もないんだよ。

 

                   

 息子が郷下がりとの連絡あり。彼からの額と段菊を飾りました。今年3回目だね、ありがとう!

 恐らく、これから年を取るにつれて、もっともっと、子の姿を待つ父母になるのでしょうねー。恥ずかし・・。なるべく心配かけないように生きるのが 親の務め だね。  息子に会えるのが、こんなに嬉しいとは、かっこわるい母だね。

 

 

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映画「パターソン」

2017年09月14日 | 日記

 ニュージャージー州・パターソンに住むバス運転手のパターソンと妻と おやじ顔のブルドッグの一週間の話。

 

                                

 月曜日の朝、不気味な音楽と暗い無表情な男パターソンの通勤風景で始まる。いつまでも何も事件が起こらないので、つい火曜日は、私は、客席で うとうと寝。(だって、いつもはこの時間は昼寝タイムですもの)。アッと起きて水曜日、なんてこともない日でした。木曜日?BARで、自殺騒ぎ?金曜日?バスがエンスト?土曜日?妻のカップケーキがバザーで完売?日曜日?妻と映画を観た?といった一週間のお話。そうそう、最後に日本人に会って、ノートをもらったんだった・・・。

 辛口評論の映画監督井筒和幸(1952年生まれ)が、珍しく『癒された』と週刊誌で褒めていましたが・・・。

 「韻を踏む」って言葉が、よく出てきましたし、やたら双子も多かったので、もしかしたら私には理解できない何かレベルの高い物語だったのだろうか?

 映画の中で私は、夫よりも妻の暮らしぶりに共感しました。

 かって 私もパターソンの妻のように、家の中の家具インテリアを変えたわ。ただし配置変えが主でしたが・・。それと布小物作り。だって大きな変化は、夫一人の給料では出来ないものね。大きなストレス解消法でした。

 家の中で動いて、世間にじゃなく 夫に汗かいたところを 見せたいの!

 今日一日これして私過ごしてたの!これで夢中だったのよ! という外で働いてきた夫にだけ向けた 妻の自己顕示欲よね。 

 妻が工夫したまずい料理でも、パターソンは文句を言わない。そう 妻が欲しいのは、夫の優しい眼差しだけなの。 

 専業主婦の我が家のお嫁様と娘が、これからの40代を 楽に生き生きと過ごすために必要なのは、夫の優しい眼差しだけだよ、息子と婿殿 分かって・・と思いながら画面を観ました。  夫に必要なのは、優しさだけって伝える深い?映画でした。パターソン夫妻は、まだ30代のようでしたがね。

 無口なパターソンは、趣味が詩を書くことの平凡な男。そのパターソンと私の共通点は、スマホの必要性を感じていないことだったね。他人を気にせず、自分が望む静かで平穏な暮らしに、スマホは要らないね。同感、同感。

 妻の気まま生活の批判をしないパターソンの様なGIの寛容さ(時には違うけど・・)のおかげで、案外と更年期も楽に乗り越えて、今の老年期も 額に吹き出物はあるけど 悩まないねー。   

 今日も、GIと街まで電車で出かけ、昼食は、デパートの中で美味しい「会席膳」を食べました。食べながら、足下を電車が走っていることにビックリ! 二人での初めての発見。珍しいねと・・。   そして、二人は西と東に分かれ、BAは映画に・・GIはどこ? 知らん。

 GIの方が早く帰って お風呂を沸かしていてくれてたね。BAは休憩せず、すぐに(鮭のバター焼きと卵の明太子巻き)の夕飯作りをしました。  なにせ、二人っきりですから・・。    

 

 オスカルとミニ薔薇。幼い孫が「オスカル怖い」って言ってたね。

 

 

ここでの主役は、苔だよ。 厳しい夏を乗り越えたね。

 

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「EXILE マッピングショー」と「中洲JAZZ」の夜

2017年09月09日 | 日記

 夕方4時のおやつを、しっかり食べてから街へ出かけました。

 いつものように、街は若者でいっぱい!   老人に必要なものは、好奇心と行動力。

 

     

 中洲に足を踏み入れると、もうJAZZの音楽が流れている。沢山の人が、さんざめいている。11か所で演奏されているということで、足がどんどん次へ次へと人の波に合わせて進んでいく。気分は高揚し、楽しくてたまらない。

 4年前の「中洲JAZZ」。まさか股関節症末期とは思わず、足が痛くて、外反母趾と靴が合わないのだろうと足を止めては、嘆きました。 まだ現役で働いていた背広姿のGIが冷たく「歩けないなら帰ろう」と言いました。うなづいて 悲しく帰ったね・・・。

 今回は、あんな痛さがないことに ついつい歩きすぎ、それも久しぶりの中洲の夜の風俗も含めて楽しい事。夜に流れるJAZZっていいね。5000歩以上歩いたところで、休憩。ちと足も痛くて足投げ出して、夜の居酒屋で一杯飲んで食べて、愉しい夜だね。

 

 

 

     

 今夜の本命は、「EXILE SPECIAL MAPPING SHOW]。

 キャナルシティーのサンプラザステージ。2500インチ分の壁面いっぱいの映像と噴水と音楽。そして光。素晴らしかった!

 2曲だけで10分間でしたが、大いに満足しました。すごい迫力!

 

    がんちゃん、見たよ!

  躍動感あふれるダンスシーンを、孫達にも見せたいと思いました。いけん、いけん、つい何でも孫に結び付けて・・。早く 夏を忘れて 孫離れしなきゃーね。老後の人生は、GIと二人だけで楽しむんだあ。

 帰りも、JAZZの軽快さに誘われて つい歩き過ぎました。市役所まで来ると、どうやら翌日のコンサートのリハーサルらしい。椅子に座らせてもらうと、ここでも音楽とスクリーンと照明は欠かせないよう・・。もはや、マッピングも新感覚ではないようですね。  

 

    

 結局、10000歩以上歩いていました。もう足は棒のようでした。義足、生足関係なく、歩き過ぎの足全体の疲れでした。筋肉疲労ってとこでしょう。 こんな歩きは 当分しません。 生きていくのに、足が一番大切なものですもの、大事に使います。

 

 (EXILEは、TAKAHIROとMATUさんの歌が中心でした。Tと武井咲との結婚。美男美女のお似合いで第2の山口百恵かと思っていたら、引退は しないという。あっれ、それでは23歳のヤンキー小娘に、芸能界が手玉に取られるの? そりゃあ、TV「黒革の手帳」の咲ちゃん、凄味があって魅力的ですものね。  また、似たようなかんじで、ユニクロのブラジャー姿の佐々木希。流石ヤンキー上がりですね。夫の足を引っ張ってるって意識もないんでしょうね。  と、BAの余計な芸能評です)

 

 

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今週のGI&BA(映画と雲仙)

2017年09月05日 | 日記

 

 夏が終わりました。裏に、セージの花が咲き乱れていました。

 

               

 夏の思い出は、孫にもらった「ミニオン達」。可愛いけど、ミニオンって変な子達ね。

 

    

 

 

 久しぶりに、GIと映画を観ました。勝新太郎の「無法松の一生」。(1965年作)

   百道の空。

 

 勝新には悪いけど、私にとっては、かったるい映画でした。

 でも、ラストで松が死んだ時、隣でGIがズルっと鼻水をすする音が・・・。ビックリしたわ。GIって昔気質なんだね。

 憧れの未亡人・有馬稲子と坊ちゃん名義の貯金を松が残していた・・。どうやら、ここが感動肝らしい演出。私に言わせたら、ゲーッ、そんなお金いらないよ、なんですが・・。じめじめした面白くない映画でした。

 GIによると、明治の世相を表す、暗く貧しい庶民映画とのこと・・。

  小倉祇園太鼓は、良かったけどね。豪快で、哀愁があってね。 ふふ、やっぱ、ムラタダの歌いるでしょ?〆にはね。

 私が幼い時に見た映画は、阪妻?(43年)三船敏郎?(58年)是非、又 別の「無法松の一生」観たいわ。

 

 

この夏に、お嫁様からネックレスを。娘からは指輪を。ありがとう!

 

 さて、今夏の、孫用断捨離。

 もう孫達には必要ないでしょうと車用の幼児シートベルト。玩具や絵本を姉の孫達・「従兄半会」の下の3人に、もらってもらおうと、故郷に出かけました。    久しぶりに江戸時代からの『楽焼うなぎ』を、食してから・・。

 お墓で、GIが、1m以上は高い所にある墓標をスポンジで磨いてくれました。もう私は、ここへは高過ぎて上れないね。

 父と母に「良い婿、持ったでしょう」と、心の中で 言いました。そして、実家の仏壇で、大分の「文殊仙寺」で頂いた線香を焚きました。

 姉たちからは、いつもの温かさ優しさと、おしゃべりを頂きました。   もてなしのラスト・圧巻は、雲仙へのドライブでした。

 

     

 まさか、近道ロードが出来てるなんて! でも、ここってジャガイモ畑? 昔の火山灰が今の大地を潤してるのね。

 

 

 雲仙の湯に浸かり、姉たちの真心に 癒されて帰りました。有難う!

   気遣いの3義兄さん、新鮮「渡り蟹」有り難うございました。デリカシー3姉ちゃんを頼みますね。

         蟹は、昼に湯がいて食べ、夜に殻を味噌汁で頂きましたよ。ごいのごいまで、しゃぶる、しゃぶる。

 

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