朱の徒然

変形性股関節症の76歳

映画「メットガラ」  ドレスをまとった美術館

2017年05月30日 | 日記

 久しぶりでお会いしたM様と、ソラリアで和食ランチを楽しんでから、一人で映画館へ・・。

 

            

 なーんか、気分高揚したいよね。それも、怖かったり考えさせたりじゃなく、ただただ楽しみたくて映画「メットガラ」を選びました。

 香蘭の学生さんたちと一緒。もしかしたら、服飾関係の授業?と、この映画に対する興味が増しました。

 が結局、残念!  私の席の近くの おばちゃんたちは早くからウトウト。私も、あっれ寝てた? でした。

 最後に、これは映画ではなく、ドキュメンタリーと言ってましたが、ホント アメリカのバカさ・軽さを表した映画でした。

 米ヴォーグ誌女編集長が、2015年にNYメトロポリタン美術館で、フアッション・イベントを開くまでの8か月の準備と、当日の模様のドキュメントでした。ドタバタ・・。

 一人当たり25000ドル(285万円)の一夜の席料の600席が瞬時に売れたという。(この収益金は、メトロポリタンの活動資金に充てられるとか)

 有名人が、ファッションでセレブっぷりを赤じゅうたんの階段でゴージャスに競うだけ・・。  心も深みもない。あーあー、アメリカって・・・か?  ジャスティン・Bが、ちょろちょろ出て可愛いけど、あどけなさ過ぎて 場に似合わない。

 少し面白かったのは、展覧会は「鏡の中の中国」がテーマで、ウォン・カーウァイの話や、多分アンナ・メイ・Wだと思う 中国人初のハリウッド女優。かっては中国の女優は、蓮の花風またはドラゴンレディーしかなかったとの映像や話に興味を持ったけど、それっきり・・。人民服とブッタ話もどうなったのか 最終紹介フィルムなし。  全て、尻切れトンボ。

 美術館は、観客動員数歴代第5位の盛況だったそうですが、日本にもきたらよかったのにね。パーティー無しでね。

   こちらの気分は、服飾は、アートでしょう。それにしても、お粗末な映画でした。91分の損。

 風呂場も気分一新です。八つ手っていいね!

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

読書会「永遠のとなり」白石一文。解説・重里徹也

2017年05月28日 | 日記

 解説によると、友情と街がテーマの思索と再生の物語。

 街なのに、海と山が側にある故郷・福岡に ウツになって47歳で戻ってきた主人公。

 作者と被るような主人公には納得したけど、もう一人の肺がんを患っている幼馴染のような生き方が 私は、大っ嫌い!

 自分の孤独、親切心を満たすために、弱者に手を差し伸べる というよりも、手を出す。それを世間では優しい男という。だから、後でトラブル。偽善だから反省なんかしない傲慢さ、独りよがり。他人に、そういう関わり方をする人間が、私は嫌い!

 善人として作者がなんで描くのだろう? と、これは会の意見ではなく 私の あくまで個人的な意見です。

  

 今回の読書会は、『初夏の旅』と称して 会では、初めて 久留米!にしました。

 60代70代の女だけの会では、車厳禁です。だって、車は誰かの提供になって相乗りってなりますので、誰かに負担が増えるのは、✖✖。   対等でなきゃ 個人主催の会は、長続きしないよ。

 だから、西鉄久留米駅集合。即、近くの「梅の花・本店」でランチ。

 

                         

 次は、バラ祭りが終了した「石橋文化センター」(開園61年)へ。

 明日から始まる花菖蒲園を散策した後、水辺のテラスでの『読書会』。少人数の会ならではの良さですね。

  スモークツリー。

 うつ病は(脳の病)休養が一番。でも、ほとんどが今は、ストレス障害(苦痛や恐怖に対する反応)だから、適度な刺激が一番病に効くと新聞に載っていました。  これから老人性ウツにならないように、私達にとっての解消法は、本と食とおしゃべりでしょうかね?

  で、最後は創業40年の「銀のすぷーん・本店」のケーキセットで 〆。

 

 全国展開なるか?久留米の洋菓子界の星ですね。

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

イングリッシュガーデン(日本経済大学)の、ミニコンサート

2017年05月21日 | 日記

 昨日、10万本のバラで彩られた大学のイングリッシュガーデンで、「中村祐子・ミニコンサート」が開かれました。

 なんてステキな催しなんでしょう。 

 バラの咲く白鳥の湖の側で、若く美しいロングドレスの女性が、金子みすずの詩の朗読。そして、クラッシクギターの伴奏で乙女チックに歌われる。   きちんと観客席も用意されている。全て無料。  これぞ地域に開かれた教育の源泉ですね。

                

 私、10数年前この大学が、第1経済大学と称していたころ、ここでの簿記塾に通いました。結局、能力なしと自ら判断し、簿記検定受験せず、束の間のキャンパスライフでした。あの頃も勾配のあるステキな庭園でしたが、より素晴らしい大きな学園になりましたね。

                 (日本中で学園ビジネスが盛んですが、まさか授業料無償で 国民皆負担・税金ってことにならないでしょうね)

 

 大学の構内テントで 美味しい変わったクッキーが 売られていました。

 

  今日は、GIは野鳥観察会へ。BAは、昔のカセットテープで GSの「スワンの涙」を聴きました。

 

       我が家の鴨は、床の間に のどかに鎮座。 若葉の季節は、花と鳥が 謳歌してるね。

 4か月ぶりに「老親見守り人」が来てくれました。

   母心は、息子の人生・無事を祈って、ソッと靴を磨きました。両親仲良く人生楽しんでるから 安心してね!

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

タイ展・・・九州国立博物館

2017年05月20日 | 日記

 

「タイ仏教美術特別展」が、九州国立博物館にやってくるとは知ってましたが、まあ、キンキラの仏陀座像ばかりだろうと、、あまり興味を持ってませんでした。

 ところが、タイ展始まって1か月が経って、新聞広告に涅槃像が・・・。それも白黒の広告で、涅槃像は横浜の寺院のものと!

 こ、これは行かねば!見らねば!どうして?と 知らねば!  好奇心が、がぜん湧き出しました!

            

 それに九博が、金、土曜日に夜間開館を始めたとのこと。 ならば、洒落た夕方散歩に「ナイトミュージアムへ」と、GIを誘いました。    私、運動靴はいて小ぶりのリュックに傘杖ついて・・。服は街着で少し身だしなみよくして、九博に敬意を・・。

 

                 

 

 「日タイ修好130周年記念  タイ展」 よかったあ!

 夕方の5時過ぎ。人影も少なく、回りやすかった。第1章から5章までが 分かりやすく展示されていました。

 

 私の足は、第1章では『般若波羅蜜多立像』で長止まり。

 何故か4本の腕があり、両指で輪っかを作った菩薩像。卓越、最高の境地を表しているのとか・・。

 第2章 スコータイ時代 15世紀のものが、一番多くて楽しかったね。特に、『仏陀遊行像』(別称ウオーキング仏陀)。しなやかな体と踏み出した足の色っぽさは、魅力的でした。(スコータイ遺跡は、世界遺産。のんびりと行ってみたいね)

 第3章 アユタヤ時代   輝ける交易では、『素文透入柄鏡』が、豊臣秀吉?のもので、京都・妙法院からの貸し出し。この寺院では、秀吉は、自分の先祖の為に千僧供養してるものね。 兵士の供養ならともかく、秀吉は 究極の派手好きですね。

 第4章は、シャム。日本では、タイのことをシャムって呼んでたのを思い出しました。私が幼い頃は、何故か山田長政ブームだったね。もしかしたら、戦後すぐで、他の東南アジアからは、占拠したと恨まれてたので、独自タイとは、友好的だったから?

 続く5章を見ながらも、もしかしたら 涅槃像は、九博には来てない?と不安に駆られていたら 最後、ありました!

 

            

 色目は、金、銀、銅、鉛 全てが、入ったような複雑な色でした。大き過ぎず小さくもなく・・。

 興味を惹かれた一番は、この涅槃像を日本に持ち込んだ人物!  日本初の上座仏教僧侶・釈興然(グナラタナ)(1849~1920)にです。

 明治時代にスリランカに留学した日本人の僧。日本の大乗仏教(中国から)ではなく、上座仏教(タイ、ミャンマー)を広めようとして、日本に持ち込んだ50体のうちの1体が『仏陀涅槃像』(15世紀の作品)だとか。横浜の三會寺にあるという。

 釈興然は、僧国を作ることを目指していたそうですが、果たせなかったのね。そんな、日本における上座仏教の色々は書かれてませんでしたね。

 でも、涅槃像っていいですね。迷いの火を吹き消した状態、仏教における悟りの境地ひいては、釈迦の死だそうです。

 まあ、急ごしらえの知識ですが、この「タイ展」は、次は「東京国立博物館」なので、娘の参考になれば・・・と書いてみました。(上座仏教のことを、小乗仏教って言っちゃあダメですってよ。大乗仏教からみた侮蔑の入った言葉らしいから・・・)

 

  九博の森から見下ろした町は、こんな時間の使い方のできる老後になった事を報せる 薄紅の夕暮れ色でした。

 

 

       マレーシア ペナンの涅槃像。 離れて暮らした50代時の頑張ってる二人。

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする

母の日・・・おかあさん

2017年05月14日 | 日記

 

 

             

  今年も、母の日が来て、お嫁様と娘から華やかな贈り物が届きました。

     ありがとう!ありがとう!  100万回 ありがとう!

  これも、心優しく きちんと生活させてくれる婿殿と息子のおかげ。   

 自分たちの生活が幸せだから、親のことも気にかけてくれるのだろうと 解釈して 感謝と安堵です。

  

  今日のGI&BAは、GI町内の「草刈りクラブ」に所属していて、制帽被って朝から張り切ってボランティアへ。

 ここで暮らして20年のBAは、今でも ちっとも馴染まないのに、GIは偉いね。町内歴3年で、仲間入りしてるよ。

 BAも公民館の「歌声クラブ」料金1回100円に出かけてみました。知らない人ばかりだったね。

 歌うのは、5人姉妹(上から下まで7歳差)でいつも歌っていましたので大好きだけど、群れて他人に気を遣うのがね・・・。 多分、私たち姉妹は、家族以外の群れが苦手。多分母もそうだったね。 だから、老人ホームには、入れないね。

   でも、歌って いいね!  懐かしい歌の数々を歌って 一応 30人の群れの一員として 楽しく時を過ごしました。

 

 ◎おかあさん   (田中ナナ作詞 中田喜直作曲)   昭和29年の作(私が10歳ころ流行ってて大好きな歌でしたね)

おかあさん なあに   おかあさんて いい匂い

   洗濯していた 匂いでしょ   シャボンの泡の 匂いでしょ

 

おかあさん なあに   おかあさんて いい匂い

   お料理していた 匂いでしょ  卵焼きの匂いでしょ

 

  ホント、「歌声クラブ」に行かなきゃ歌わない 忘れていた歌ですね。気が向いたら また行こうかね。

 

 

もう1曲。ああ、こんな歌もあったね と思わせてくれたのが、同世代「チューリップ」の歌。

   ◎切手のない おくりもの (財津和夫作詞作曲)

 年老いたあなたへ この歌を届けよう

 心優しく育ててくれた  お礼代わりに この歌を

 

 こんな曲と、子供達からの母の日のプレゼントを目にすると、母としての自覚の足りなかった自分を猛省しますね。

 今となっては もっと、心優しい母親でいたかった。ごめんね、ごめんね、と謝りたくなります。

 でも、一生懸命 怒鳴りながら、大事に育てたのは本当! 許してね。いつも、心優しい4人で ありがとう!

 

 

コメント
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする